「星座かまくら歌会」2018年4月6日 於)鎌倉生涯学習センター
「星座かまくら歌会」は「星座」の会員の研鑽の場である。尾崎主筆のアドバイスが直接受けられる。ここが貴重だ。だが尾崎主筆の健康状態と翌日4月7日に神奈川近代文学館の講演を控えて尾崎主筆は欠席だった。かわりに選者が講評を担当した。僕とKさんだ。
定員は20名。20名を超えることもあるが今回は14名が参加した。さすが歌歴の長い会員が揃っていて抒情の核心が明確になっている。
だが当然のこと課題はある。
「心情を表現するのに言葉が適切ではない」「辞書上の意味は正しいが的確に伝わらない」
「表現が細かすぎてくどい」「言葉が古風に過ぎる」「擬人法がわざとらしい」
「オノマトペが一首を軽くしてはいないか」「助詞の用法に工夫の余地はないか」。
だが作者の美意識、価値観が出ていて、独自性のあるものがあった。これは収穫。
詠草のとりまとめ役、会計担当が今回で交代した。ここも大きな出来事だ。来月は5月の第一金曜だが、例年のように吟行を行う。即詠だ。表現の力量が試される。
緊張する。尾崎主筆も即詠で佐藤佐太郎に褒められたことがないそうだ。