霧が丘短歌会2018年3月 於)団地集会所。3月26日
霧が丘短歌会。開講してから10年になろうか。受講生が熱心なのが一番。そして最近作品の質が高くなってきた。一か月に一回だけの開講。だが自宅の近くなので熱心に通ってくる。作品にも変化が表れてきた。
一番の特徴は会員が抒情詩ということを理解するだけでなく抒情詩に相応しい着眼点を持ったことだ。
自然詠、心理詠、社会詠、境涯詠と作風は様々だ。特徴は、理屈、日常報告、感想文の要素がなくなってきたことだ。一人三首出詠するが、そのうち二首はほぼ出来上がっている。いわゆる「批評のしようのない作品、添削のしようがない作品はほとんどない。会場の集会所の掲示板に作品を張りだしてもおかしくなくなった。
課題はある。
「言葉を飾っていないか」「言葉が適切か」「言葉が俗ではないか」「言葉が古風でないか」
「文法に間違いはないか」「焦点が絞れているか」「読者に伝わるか」。
まあここが難しいのであって、全部自分で判断できれば雑誌の同人クラスの実力となる。そこまではなかなか難しい。だが熱心に楽しみながら短歌を詠み、参加するのが何よりだ。
参考に、戦後短歌の宮柊二の作品を紹介した。先月は佐藤佐太郎を紹介。一回完結ではなく作品批評をしながら先人の作品に学んでいけるようにしたい。
短歌の修練の5原則を確認した。
1、短歌をたくさん詠む。2、短歌をたくさん読む。3、作品を声にだして読む。
4、現代詩を読む。5、良質の芸術に親しむ。
来月は4月23日。10:00から12:00まで。引き続き会員を募集する。
連絡問い合わせ先。045-922-5542(岩田自宅)