「第18回『星座α』定例歌会 於)浄妙寺無庵
1、短歌の素材:
「顔のない石仏」「尾花の向こうの皮の流れ」「青銅の税関ドーム」
「モーツアルトを聞く秋の午後」「夕闇の中の彼岸桜」「ワインの試飲」
「他人の言葉を受け入れる吾」「池の面に広がる病葉の波紋」「挽歌2首」
「水槽に眠らぬ水母」「木犀の香」「活火山に実を実らせるナナカマド」
「秋の彼岸を過ぎて枝打ちされた公孫樹」
2、歌会の方式:
・1首について参加者一人が論評する。
・選者団(5人=僕もその一人)が一通り意見を述べる。
・3首まとめて、尾崎左永子主筆が講評する。
3、主な論点:
「無難過ぎるのではないか」「ラ行の音は流れ過ぎる」「焦点が合っているか」
「舌足らずではないか」「理性的な歌はそれを活かさないと理屈になる」
「読者に伝わるか」「文語と口語のバランスがとれているか」「一瞬を詠む大切さ」
「おおずかみではないか」「今の自分を読む大切さ」「オリジナリティーが欲しい」
「追悼歌は儀礼歌となるので注意」「目の付け所はよいが工夫が要る」
「歌の勢いを失わせるな」「作者の所作を明確に」「平凡ではないか」
4、会の進行上で出た話
「星座」「星座α」とも、実力がついてきて、会員の力量がレベルアップしている。
5、次回のこと:
・年内は今回で終わる。来年1月の「歌会」は、新年会も兼ねて行われる。
星座α「公式ホームページ」
URL http://www.seiza-alpha.jp
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