岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「第18回:星座α」定例歌会

2013年11月16日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「第18回『星座α』定例歌会 於)浄妙寺無庵


1、短歌の素材:

 「顔のない石仏」「尾花の向こうの皮の流れ」「青銅の税関ドーム」

 「モーツアルトを聞く秋の午後」「夕闇の中の彼岸桜」「ワインの試飲」

 「他人の言葉を受け入れる吾」「池の面に広がる病葉の波紋」「挽歌2首」

 「水槽に眠らぬ水母」「木犀の香」「活火山に実を実らせるナナカマド」

 「秋の彼岸を過ぎて枝打ちされた公孫樹」

2、歌会の方式:

 ・1首について参加者一人が論評する。

 ・選者団(5人=僕もその一人)が一通り意見を述べる。

 ・3首まとめて、尾崎左永子主筆が講評する。

3、主な論点:

 「無難過ぎるのではないか」「ラ行の音は流れ過ぎる」「焦点が合っているか」

 「舌足らずではないか」「理性的な歌はそれを活かさないと理屈になる」

 「読者に伝わるか」「文語と口語のバランスがとれているか」「一瞬を詠む大切さ」

 「おおずかみではないか」「今の自分を読む大切さ」「オリジナリティーが欲しい」

 「追悼歌は儀礼歌となるので注意」「目の付け所はよいが工夫が要る」

 「歌の勢いを失わせるな」「作者の所作を明確に」「平凡ではないか」

4、会の進行上で出た話

 「星座」「星座α」とも、実力がついてきて、会員の力量がレベルアップしている。

5、次回のこと:

 ・年内は今回で終わる。来年1月の「歌会」は、新年会も兼ねて行われる。


 星座α「公式ホームページ」

 URL http://www.seiza-alpha.jp

 こちらから入会できます。(写真、動画、会員の出版物の紹介も)





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