「運河の会」:かながわサロン 2015年6月13日 於)戸塚フォーラム
「運河の会」は先月全国集会を行った。そのため先月は休会した。参加者の中には2か月振りに顔を合わす人もいた。
参加者が歌会(作品批評会)を待ち望んでいる。そこにある種の積極性が見える。参加者7名、出詠12首。僕は社会詠の実験作と、心理詠を出詠した。
心理詠は『星座』の尾崎左永子主筆にアドバイスされて、改作したものを出した。自分のm目だけでなく、第三者に助言された作品の完成度は高い。
社会詠の実験作は、自己の思い(抒情)が鮮明に表現出来ていないと指摘された。結句がやや一般的な表現になったようだ。
短歌は5,7,5,7,7の定形を持つ短詩だ。初句から結句まで気が抜けない。改めて実感した。
出詠歌には叙景歌あり、心理詠あり。多彩に富んでいるが日常報告の作品はない。固有名詞の使い方の難しさ。漢語と和語のバランスの問題。表現の隙はないか。結論を言っては詩にならない。言葉が足りなければ読者に伝わらない。言葉に余計なものを入れると煩雑となる。
毎回基礎を確認しているが、実作の中で、応用するのは、何年たっても難しい。
来月の会場も戸塚フォーラムで行う。