岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「星座」かまくら歌会:2014年4月

2014年04月05日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「星座」かまくら歌会 2014年4月4日 於)鎌倉生涯学習センター


 1、短歌の素材:

 「大胆に剪定される薔薇」「いっとき雪を被ってなお芽吹く紫陽花」「夕刊を広げ国の行く末を思う」

 「常ならぬ事の起きて崩れる日常」「壇上の障碍児を見守る目」「神々しくさく筑紫スミレ」

 「春の山に吹く風の音」「古書店に止まった時間」「春浅い昼の月を見ながらの感懐」

 「身を削ぎるように散る白木蓮」「佐佐木信綱の作った校歌」「散った木蓮の華やぎ」

 「アオウミウシの迫力にたじろぐホモサピエンス」「祖母の言葉の漢字表記」

 「列車の連結部分の音」



2、主な論点:

 「焦点が合っているか」「一語に頼り過ぎてはないか」「どんな景が浮かぶか」「意味が通じるか」

 「原因結果の説明になっていないか」「ストレートに表現出来ているか」「オノマトペの是非」

 「言葉が一般的ではないか」「決まったフレーズではないか」「しつこいのではないか」

 
 「作者の個性」「何を感じて、どう表現するかが重要だ」「言葉の選択は適切か」「読者に伝わるか」

 「表現が過剰ではないか」「助動詞の使い方、意味の違い」「詩にする価値があるか」


3、会の運営:

 ・「星座」の尾崎左永子主筆は、体調が悪くて欠席された。

  
 ・「星座」の選者ほか全員で批評に加わった。

 ・5月は5月2日に、同センターで行われる。


 (=これは僕の個人的感想だが、「詩人の聲」のプロジェクトに参加して、
                     作品批評の基準がより明確になってきたと思う。)




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