林野庁大丈夫なの???
国産材が在来工法の木造でも平均31%しか使われないことから、10年で60%に倍増させる目標を設定したと言う報道だ。
悲しいかな一般の人には、チンプンカンプンだろう。
日本の伝統建築である在来工法の住宅でも外国産材が幅を利かせている集成材の梁や柱が外国産材であるのだ。土台も注入の外国産材なのだ。
なぜこんなことになったのか。さまざまなことがあげられる。輸入による関税がなしになって外国産の木材が安く大量に供給できると多くの製材所が外国産材を生産するようになった。
次第に国産材を使う量が減っていったのだ。
家一軒の全体の量からすれば小さい量だが、フローリングや壁板なども消費者の趣向についていけなかったことも原因に揚げられる。
なぜ、国産から外国産にシフトしてしまったのか??何よりも国産材が欲しいときにはなくて、品質の良いものが大量に安く手に入らなかった加工・流通体制に問題があったということだろう。お客の要求に国産材が応えなかったということだ。
さらに、私は、含めて国産材を応援するサポーターを育てていなかったことがこのような結果増大させたとも感じている。町場の大工さんが次第に少なくなった。
営業力や消費者の心をつかむノウハウを持たない大工さんは、ガラス屋さんやサッシ屋さんから庭先の塀・門扉の仕事を獲られ、建材屋の新建材で床材、壁材、天井の仕事を獲られ、製材屋のプレカットからは、墨付け、切り出しの仕事が消えた。
本当に残っているのは、構造材を組み立てる上棟ぐらい。
大手の住宅メーカーには、小さな大工さんは、何も太刀打ちできない。更に2×4の住宅メーカーの進出。
腕一本で勝負した大工さんが次第にいなくなっている。悲しいなあ。
海杉問答無用で語るなら
林野庁のこの計画目標を達成するには、外国産材性能と同等の性能を引き出せる国産材のテクノロジーと従来の規制撤廃、業界慣習の廃止、法律の改正が絶対必要。
木材を大量に安く供給できる流通形態をつくる。
消費者と直結した巨大なホームセンターによるアメリカ型だろう。
価格も消費者がダイレクトに決める。どこに行っても同じ品質・規格のモノが格安(流通マージンをカットした価格)にならないといけない。
今の日本では考えられない流通体系がこの業界にもやってくる。
従来、既存の業種を守るため(円滑するため)にできた法律や慣習が手枷足枷となっている。小手先の改革では目標を達成できないことに気付くべきだ。
国産材が在来工法の木造でも平均31%しか使われないことから、10年で60%に倍増させる目標を設定したと言う報道だ。
悲しいかな一般の人には、チンプンカンプンだろう。
日本の伝統建築である在来工法の住宅でも外国産材が幅を利かせている集成材の梁や柱が外国産材であるのだ。土台も注入の外国産材なのだ。
なぜこんなことになったのか。さまざまなことがあげられる。輸入による関税がなしになって外国産の木材が安く大量に供給できると多くの製材所が外国産材を生産するようになった。
次第に国産材を使う量が減っていったのだ。
家一軒の全体の量からすれば小さい量だが、フローリングや壁板なども消費者の趣向についていけなかったことも原因に揚げられる。
なぜ、国産から外国産にシフトしてしまったのか??何よりも国産材が欲しいときにはなくて、品質の良いものが大量に安く手に入らなかった加工・流通体制に問題があったということだろう。お客の要求に国産材が応えなかったということだ。
さらに、私は、含めて国産材を応援するサポーターを育てていなかったことがこのような結果増大させたとも感じている。町場の大工さんが次第に少なくなった。
営業力や消費者の心をつかむノウハウを持たない大工さんは、ガラス屋さんやサッシ屋さんから庭先の塀・門扉の仕事を獲られ、建材屋の新建材で床材、壁材、天井の仕事を獲られ、製材屋のプレカットからは、墨付け、切り出しの仕事が消えた。
本当に残っているのは、構造材を組み立てる上棟ぐらい。
大手の住宅メーカーには、小さな大工さんは、何も太刀打ちできない。更に2×4の住宅メーカーの進出。
腕一本で勝負した大工さんが次第にいなくなっている。悲しいなあ。
海杉問答無用で語るなら
林野庁のこの計画目標を達成するには、外国産材性能と同等の性能を引き出せる国産材のテクノロジーと従来の規制撤廃、業界慣習の廃止、法律の改正が絶対必要。
木材を大量に安く供給できる流通形態をつくる。
消費者と直結した巨大なホームセンターによるアメリカ型だろう。
価格も消費者がダイレクトに決める。どこに行っても同じ品質・規格のモノが格安(流通マージンをカットした価格)にならないといけない。
今の日本では考えられない流通体系がこの業界にもやってくる。
従来、既存の業種を守るため(円滑するため)にできた法律や慣習が手枷足枷となっている。小手先の改革では目標を達成できないことに気付くべきだ。