宮崎県日向市の製材業界は、近々史上最大級の台風に見舞われるだろう。立方30万の出荷を目指す工場が宮崎にやってくる。
地元木材業界もこれから国産材の時代の波に乗ろうとさまざまな試みをしてきた。天乾、人工乾燥機の導入、新月材、PR活動、市場の拡大などなど、不況下でも着実に方向性を考えてきたのが地元の木材業のメンバーだ。
5年間前、私は、この日向・入郷地区が世界の木材都市になりうるポテンシャルを持っていると話してきた。大ぼら吹きのような壮大な話が、にわかに現実味を帯びてきた。この計画がすぐに工場建設稼動とはならないだろうが、宮崎の木材業界とっては、大激震級のニュースになるだろう。
問答無用で言わせてもらおう。
地元の業界は、一つにまとまらないと生き残れないだろう。出荷数量ではもうかなわない。大手の製材業が得るだろうと思われる補助金や助成金と金額では敵わなくとも質の高いレベルの対策を講じていもらわなければ、生き残ることはできないかもしれない。
原木の確保の問題も大きな障害になる。安定的に格安な原木を求めて九州中から原木が集まるシステムが必要だ。ただ、今の原木市場が必要かと言われれば、工場の設備にもよるだろうが、不要な業界になる可能性もある。
この手は、ある種類の物しか生産しないという話から進出を地元の反対をなだめようとする。しかし、素材が同じである以上、営利を目的としている企業である以上どうしても商品がかぶってしまうことは、仕方がなくなる。「ウチもきついのでこの商品を売ることにします」と言われればおしまいなのだ。
世界の木材都市になれる日向は、このニュースに真剣に対峙しなければ生き残れない。
地元木材業界もこれから国産材の時代の波に乗ろうとさまざまな試みをしてきた。天乾、人工乾燥機の導入、新月材、PR活動、市場の拡大などなど、不況下でも着実に方向性を考えてきたのが地元の木材業のメンバーだ。
5年間前、私は、この日向・入郷地区が世界の木材都市になりうるポテンシャルを持っていると話してきた。大ぼら吹きのような壮大な話が、にわかに現実味を帯びてきた。この計画がすぐに工場建設稼動とはならないだろうが、宮崎の木材業界とっては、大激震級のニュースになるだろう。
問答無用で言わせてもらおう。
地元の業界は、一つにまとまらないと生き残れないだろう。出荷数量ではもうかなわない。大手の製材業が得るだろうと思われる補助金や助成金と金額では敵わなくとも質の高いレベルの対策を講じていもらわなければ、生き残ることはできないかもしれない。
原木の確保の問題も大きな障害になる。安定的に格安な原木を求めて九州中から原木が集まるシステムが必要だ。ただ、今の原木市場が必要かと言われれば、工場の設備にもよるだろうが、不要な業界になる可能性もある。
この手は、ある種類の物しか生産しないという話から進出を地元の反対をなだめようとする。しかし、素材が同じである以上、営利を目的としている企業である以上どうしても商品がかぶってしまうことは、仕方がなくなる。「ウチもきついのでこの商品を売ることにします」と言われればおしまいなのだ。
世界の木材都市になれる日向は、このニュースに真剣に対峙しなければ生き残れない。