海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

列状植栽 列状間伐

2009年08月27日 10時58分33秒 | 森林
基本的なところをよく知らないので教えて下さい。

列状植林というのは、最近奨められている列状間伐を行ったところに改めて植林されるものと考えていいのでしょうか?

うれしいですね。こんな質問は、いつでも受け付けますよ。

yamatoshさんからの質問です。

通常、植林(苗付け)する時は、地図上の等高線に沿った植林をしていきます。当然、面積に対して何本と言う植え方です。

その方が楽ですし、植林するために下刈りした草や枝が、同じよう(等高線に平行)に残っています。邪魔にならないのです。

しかし、飫肥の方は、列状に植林をするとのことでした。これは、杉が育ってくると確かにキレイに見えるでしょう。人工林の美つくりとも言うべきかも知れません。

手間が掛かるものですが、山の価値を上げるには、良い方法だと思います。

通常の間伐は、「間引き」といって育ちの悪い杉を伐って、育ちの良い杉を残すやり方です。

列状間伐は、「間引き」と言うよりも伐採の効率重点に編み出された間伐手法です。列状に間伐をすれば、機械も入れることができ、間伐材補助金もでるからです。

高密度で植林すると間伐の手間が多くなるということで、苗と苗の間をかなり開けて植林する手法もあります。間伐の手間がかからなく、材を搬出も楽になるとのことです。

「間伐」に対して全部伐ることを「皆伐」と言います。

海杉的には「全伐」の方がわかりやすいと思うのですが・・・。