アルジェリア高速工事の日本工区の発破が原因で女性が亡くなり、それをきっかけに暴動に発展したらしい。
日本の新聞では、あまり大きく取り上げていないが、アフリカの暴動を海杉自身が体験したことでちょっと気になる。
ザンビアにいたとき、シマと呼ばれる主食が、値上げされることになったと報道を受けて、コッパーベルト地方の住民が、次々にスーパーやガソリンスタンドを襲撃した。
銃声の音が朝早くから鳴っていたが、日本人である海杉には、祭りを知らせる花火の音にしか聞こえなかった。
その日は、学期末テスト(製図)の日で午前中いっぱい、授業だった。
テスト中に銃声が、かなり近いところで鳴り響き、学生が騒ぎ出した。
まだ、能天気な海杉はカウンターパートに教室に鍵をかけるように指示して「大丈夫だから、テストに専念するように」と言った。
今から思えば、大学のキャンパスの中で銃声がしたのだから、何か考えないといけなかったかもしれない。
海杉の頭の中は、テストのことだけしかなかった。
20年以上前の話だ。
暴動のきっかけは、ちょっとしたことだが、政治や経済に対する行き場のない不安や不満がガスのように充満すると大変なことになる。
日本の新聞では、あまり大きく取り上げていないが、アフリカの暴動を海杉自身が体験したことでちょっと気になる。
ザンビアにいたとき、シマと呼ばれる主食が、値上げされることになったと報道を受けて、コッパーベルト地方の住民が、次々にスーパーやガソリンスタンドを襲撃した。
銃声の音が朝早くから鳴っていたが、日本人である海杉には、祭りを知らせる花火の音にしか聞こえなかった。
その日は、学期末テスト(製図)の日で午前中いっぱい、授業だった。
テスト中に銃声が、かなり近いところで鳴り響き、学生が騒ぎ出した。
まだ、能天気な海杉はカウンターパートに教室に鍵をかけるように指示して「大丈夫だから、テストに専念するように」と言った。
今から思えば、大学のキャンパスの中で銃声がしたのだから、何か考えないといけなかったかもしれない。
海杉の頭の中は、テストのことだけしかなかった。
20年以上前の話だ。
暴動のきっかけは、ちょっとしたことだが、政治や経済に対する行き場のない不安や不満がガスのように充満すると大変なことになる。