海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

杉コレクション

2010年11月18日 01時16分35秒 | 地元のこと
杉コレクションをはじめて、いくつか変化が出てきた。

木青会が主体的に動いているが、木青会のメンバーにBtoCを理解する人たちが、増えてきたと言うことだ。

ビジネスとコーンシューマーの略ではあるが、誰がエンドユーザーなのかをわからせるために約15年掛かった。

15年前、木青会の入会して驚いたことは、ほとんどのメンバーが、大工さんしか見ていなかったことだ。

無理もない。ほとんどの製材所が、大工さんにしか卸していなかったのだから…。

阪神淡路大震災の直後、慌てたのが、2×のハウスビルダーのCMだった。このままでは、在来工法がなくなる。そんな危機感を煽ったCMが全国に流れた。

木青会(木の芽会)がすぐに立ち上がったのが、TVCMだった。

正直、海杉は、大反対したのだが…。

「おまえ、よう!木材業界は、大変なんだ。大手に負けないようにするためには、CMなんだ。直接、お客さんに在来工法でも大丈夫なんだと言うことが大切なんだ」

2×の家だけが残っているようなCMが流れ、在来工法が欠陥住宅のように扱う大手ビルダーに対しての対抗処置だったと思う。

県大会の記念事業で、今までは、ベンチ寄贈くらいしかなかったのをCM製作までしたのだから、画期的ではあった。

半年だけでも…。深夜枠で誰も知らない時間帯にCMは流れた。

これに親団体が、関心を寄せてくれた。

若い世代ががんばっている。これを応援せずに何を支援するんだ!と流通促進機構なるものを立ち上げた。川上と川下をつなぐ、市場から資金を集め手法だ。

潤沢な資金ができ、TV枠を買い取り、バンバン放映した。「県民に県産材の良さを知らせる」啓蒙番組だ。あのサエコも出演した番組が出来上がった。

だめだ!という海杉の声は、空しく響いていた。