海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

ある支援事業のアンケート

2012年07月09日 13時36分02秒 | 建築・土木
ある支援事業のアンケートがきた。(ちょっと言葉が足らないようなので書き足します)

ずばり、宮崎県県土整備部からだ。

新分野へ進出をめざす建設会社を支援する事業だ。

とても、良い制度でお陰さまで弊社は、売り上げを落とさずに済んでいる。感謝!! 

(工事高の落ち込んだ分を新事業が補っている形です)

建設業は、県設業と読んでもおかしくないくらい、公共工事に頼っていた。

その中で新分野に進出するということは、公共工事を頼らなくても済むようにと言う考えだが、私は、違う。努力をしない企業は、公共工事には参加させないというスタンスで臨んでほしい。

(新事業に進出したところにこそ、入札改革の本質が見える)

と言うのは、これからの建設業も売り上げが、一度にたくさんはいる経営体質(どんぶり勘定)ではなく、月に確実に売り上げが上がり、小さな利益の積み重ねが大きな利益につながる体質に持っていかなければならない。

(現在の建設業経営体質は、受注をしてから利益を得ようとしている。これでは、今の低入札では、質の良い施工は、得られにくい、小さな工事よりも大きな工事を目指してしまう。良いものを作り出すプロセスや意識をつけることができない)

経営の体質改善が前提なのだ。

今の県の入札制度だと椅子取りゲームのようなものだ。「県のスタンスが見えない」何を目的にした制度改革なのかが、県民に判り辛いように思える。

(安ければ良いという短絡的な考えでは、県民は納得しない。不正には、断固反対だが、不正がなくなれば、質を下げても良いという考えではない)

そうしないと椅子取りゲームで最後まで椅子の取り合いに勝った者だけが生き残る結果になる。

残ったところが良い建設会社なのか?

篩を使った市場を健全にしていく方法は、結果、篩の網の大きさだけで、健全な会社なのか?不健全な会社なのか判断は、つかない。

弱肉強食の世界を作るのではなく、クリエーティブな企業が規範となって業界を変えてく原動力になる方が、次世代には対応できると感じる。


京セラの稲盛会長が、日航の再建に乗り出した時に「倒産した会社を国の資金で再建することは、健全な市場の弊害になる」といった声に耳を貸さず、日航社員のマインドを変えて黒字に転換した。

もはや、この方法しか、建設会社を救える道はないように思える。