木材を普及させるために様々な試みをしてきた。
まだまだ足らないかもしれないが、通常の行政が出来ないことを試験的にぶち上げてきた。
このこと自体は、各地の行政マンから注目を浴びている。メールや電話がくるのだ。
海杉にメールや電話をしてくる方に共通しているのは、自らも行動している点だ。そのほとんどが、「やったけど…」
海杉も同じ「やったんだけど…」
事業が完結し、報告書を各段階でもう、次の矢のことを考えている。
杉コレクションが終了して、作品の商品化という使命を受け、次なる目標まで見つけた海杉だが、木材を全国に普及させるにはという命題には、まだまだ程遠い。
製品化の目鼻をつけるためにも、事業のプランニングを練らなければ…。
製品化と同時に頭を抱えているのが、「物流」
「物流」は、宮崎は、ひどい。特に県北は、ズタズタの状態だ。
木材を運ぶという簡単な作業が、とてつもなく重く圧し掛かっている。でも、このハンディを乗り越えることが出来るシステムを作り上げれば・・・。と今から策を練るのだ。
県外に出すと言う面倒な物流を考えないで済むには、地元消費が一番だ。建築の分野には、ほぼ、満室状態だから、土木でやってみるという発想が生まれた。しかし、土木の壁は厚い。品質管理を徹底している土木の分野で温い品質の木材業界は、実は、中々ついていけないのだ。
品質を向上させるためには、規格の厳格化が重要だ。JIS,JASという規格が日本はあり、日本の高度成長期には大いに役に立った。しかし、JIS,JASを本当に重要視している人は、少ない。林業・木材業のなかでは、殆どナシに等しい。
大切なことは、知り得た情報を公開することだ。何処がおかしくて、何処が間違っていたか。適切に伝える必要があるが、詳しく解説する必要はない。ほしければ聞きに来れば済むことだからだ。
今は、メールも携帯電話もある。
コメントを頂いた静岡の鈴木さんのように行政の方が、海杉のブログにコメントを書いたいただけるのは、本当に有り難いことだ。他の行政の方も「読んでますよ」と言って頂いている。まあ、社交辞令のようなものであるかもしれないが・・・。
海杉の持論で「情報は発信しているところに集まる」ということがある。木材に関して常に情報発信していると木材の情報やアイデアが飛び込んでくる。
このブログもそんなスタイルにしていきたい。