ツルハホールディングスの株主総会へ行ってきました。
場所は、例年のとおりロイトン札幌です。
今年も何とか帰省に合わせることができ、出席できました。
議長は社長の堀川さんです。昨年までは、どことなくぎこちなかった印象でし
たが、今年は創業家社長のようなウィットにとんだ、素晴らしい議長ぶりだっ
たと思います。
総会の時間は約1時間30分で、質問人数は8名でした。
同社の中期目標は2024年5月期3000店舗売上高1兆円だそうです。
簡単ではないでしょうが、実現できない数字でもないかと。
質疑は、このような感じです。
(私のメモなので、正確ではないところもありますのでご了承のほど)
〇一人目(私が知る限りほぼ毎年質問されています)
・3000店舗を目標にしているがドラッグストア業界は飽和している。具体的なイメージはあるのか。様々な方法があるのは承知している。
→6年で1000店舗増やす。半分は自前で。半分はM&Aで。(社長)
・今でも2つのPBがある。さらに一つ増やす意味は何か。
→事業会社も増えてきた。商品は3年たつと売れなくなる。新しい視点で商品を開発し、求心力を高めていきたい。(木嶋取締役)
・ストックオプション毎年やっている。株の希薄化につながるのではないか。
→一般職員に対して2年に1度やっている。社員のモチベーションは重要。これで発行する株式は全体の1.3%。
ご理解をいただきたい。ちなみに役員を対象としたものは全体の0.02%。(管理本部青木さん)
〇二人目
・いつも北10条店を利用している。正月1月3日にツルハに行ったところ客は3人しかいなかった。
普段から店長、店員の方とも話しをすることがあり、その日に「みなさんも休みたいのと聞いたところ、休みたいです」と言われた。世間ではワークライフバランスと言われているのだから同じ建物で営業しているJR生鮮市場の休みぐらい一緒に休んではどうか。
→地域の状況を見ながら検討していきたい。(鶴羽取締役)
〇三人目
・一人目の店舗展開の質問に対する更問。その出店はこれまで出店していない空白を埋めるということか。
→出店戦略はあくまでもドミナントで進める。現在九州では福岡で出店をしているので、その近郊に積極的に出店する。九州の離れた場所に出店をしたりはしない。(社長)
〇四人目(昨年も言っていたなと思っていたところ、ご自分で昨年もとおっしゃっていました)
・株価は140万円。優待は2500円。あまりにもせこい。1万円にしてください。
→ご期待は承知している。
配当、株価の向上等、トータルで見ていただきたい。(管理本部青木さん)
〇五人目
(毎年出ている話題)
・役員の構成について要望する。ひな壇を見ても女性がいない。お客さんは女性が多いのだから女性の役員の育成が必要ではないか。
→管理職のうち女性14.4%、部長以上8.3%、次長・課長12・6%。このほかに店長等の管理職がいる。今後、ここから役員が誕生するものと期待している。(社長)
〇六人目
・旭川から参加。西武撤退し旭川にデパートがなくなった。跡地はツルハが購入した。ぜひ、デパートのようなお店にしてほしい。
→北海道新聞にも出ていたが、1Fがツルハ、2F3Fはテナントになる。しっかりと検討していきたい。(社長)
・介護の真っただ中である。店員のみなさんも介護の勉強等をして接客をしてほしい。
(正直、質問・意見の意味が理解できませんでした)
→勉強会等に社員を参加させていきたい。(鶴羽取締役)
・更問 旭川駅前に介護の専門店があった方がよい。
〇七人目
・インバウンドの顧客増えている。テレビではサツドラで翻訳機を置いて対応していた。ツルハではどのような対応をしているのか。
→外国人スタッフでの対応やテレビ電話で対応している。様々な方法があるのは承知しており、勉強していきたい。(鶴羽取締役)
・人口7千人に対して1店舗とのこと。今後は社会貢献の意味も含めて過疎地にも店を出してはどうか。
→薬剤師や従業員の確保の問題もある。
5千人規模での出店については検討している。
〇八人目
・オンラインショップが弱い(他店より値段が高い)のではないか。
→ネットショップ等の価格調査をしてやっていきたい。(鶴羽取締役)
・店舗は明るく、BGM流れている。クワイエットタイムなどを設けてはどうか。
→調査して検討していきたい。(鶴羽取締役)