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「おちゃめなパッティ」JUST PATTY
「おちゃめなパッティ大学へ行く」WHEN PATTY WENT TO COLLEGE
ジーン・ウェブスター・著
↑といえば、「あしながおじさん」だけど、その著者の、復刊した、幻の名作!
ですって。
復刊ドットコムはいい仕事してるねー。
まさにグッジョブだねー。
図書館の、こどもの本の部屋で見つけた。
そっか、私が好きな、少女向けのご本は、児童書のとこにいっぱいあるんだ♪と確認した(笑)
子供向け、とされるものであっても、訳された文章が原書を要約、または編集したものでなければ、大人が読んでも価値があると思うのよね。
カレッジ編が処女作で、ハイスクール編が、そのあとに書かれたもの。
なんだね。
知らなかったから、年代順に読んだよ。
まず、
読みやすい。
雑誌によせた短編をあつめて書かれたものだから、一話完結でサクサク読める。
100年前に書かれたとは思えない、ユーモアに満ちていて、突飛ないたずらを考え付くパッティが活き活きと描かれる。
女子高・女子大育ちの私…。
こんな雰囲気だったら、楽しかったろうなって思う事件の数々。
ま、私だったら、もしパッティのようなのが実際にいたら、かかわらないようにしただろうなってゆうのが正直なところ(笑)
あ、でも、それは、日本の学校を思い浮かべるからであって、アメリカなら、そんなこともないんだろうな。
ここでは、「新入生」も、ただ遅く入学してきただけの「友達」であり、「上級生」も、ただ早くからいるだけの「友達」にすぎない。
学年関係なく、みんな仲良し。
そうゆうのはいいなぁ。
著者が、これを最初に書いて、続きに、大人になったパッティを書かなかったのが、なんとなくわかるような気がする。
学校の中でだけ、自由でいられて、卒業したら親にしばられ、いずれは夫にしばられる時代に生きた女性たち。
カレッジ編の最後の章を読んだとき、それが感じられたんだ。
全体として…
「恋愛」がないのが、私には物足りないけど(笑)
娘(仮)に読ませたいね♪