世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド村上 春樹新潮社このアイテムの詳細を見る |
1985年
久しぶりに読んだ!
息子に、「やみくろ」のことを教えて(暗闇には「やみくろ」がいるんだよ、とw)、ふと読んでみたくなったのさ。
本当に、すごく久しぶりに読んだけど、やっぱり好きだなぁ。
ずいぶん時代を感じるけどね。
(余談だけど、ビール飲んで車で出かける、車で出かけてワインを飲む、とかいう場面は、今はもう書けないよね)
それでも、不思議な世界は健在。
スッキリわかりそうで、わからないところだらけなのが、「また読もう」って気にさせるよね。
ふたつのお話が、同時進行しているのか、「現実」が終わってから、もうひとつの世界が始まるのか、ってずっと考えてたけど、今回は、やっぱり、同時進行してるんだなってことに落ち着いた。それで正しいのかな、と。
ゼミの先生が、春樹氏をものすごく評価していて、友達がこれで卒論を書いたり、思い出がいっぱい。
いつ読んでも、大学時代に戻れる気がする作品だ。