*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」

2008年08月10日 | 
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
村上 春樹
新潮社

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1985年

久しぶりに読んだ!
息子に、「やみくろ」のことを教えて(暗闇には「やみくろ」がいるんだよ、とw)、ふと読んでみたくなったのさ。

本当に、すごく久しぶりに読んだけど、やっぱり好きだなぁ。
ずいぶん時代を感じるけどね。
(余談だけど、ビール飲んで車で出かける、車で出かけてワインを飲む、とかいう場面は、今はもう書けないよね)
それでも、不思議な世界は健在。
スッキリわかりそうで、わからないところだらけなのが、「また読もう」って気にさせるよね。

ふたつのお話が、同時進行しているのか、「現実」が終わってから、もうひとつの世界が始まるのか、ってずっと考えてたけど、今回は、やっぱり、同時進行してるんだなってことに落ち着いた。それで正しいのかな、と。

ゼミの先生が、春樹氏をものすごく評価していて、友達がこれで卒論を書いたり、思い出がいっぱい。
いつ読んでも、大学時代に戻れる気がする作品だ。

日野原重明「子どもを輝かせる10のお話」

2008年08月10日 | 
子どもを輝かせる10のお話
日野原 重明
実業之日本社

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お友達に教えてもらって読んでみた。
教えてくれてありがとう♪

著者は、1911年生まれ!
それで現役なんだからすばらしいね。

子どもたちに、アートを。
というのが著者の理念。
確かに、勉強、勉強ばっかりじゃ、子どもは伸びていけないような気がする。

子どもには子どもの完成っていうか、があって、大人の尺度では計れない、すばらしいものを持っているんだから、それをつまらない大人の型にはめてしまうのはもったいないね。

自由に絵を描いたり、お砂場遊びをすることは軽視されがちだけど、いちばん大切な人生の基礎になる体験なんだって。
最近、子どもの絵なのに親が手を加えてキレイにまとめようとするってのをよく見る機会があって…なんだかなーって思ってたんだよね。そのままでじゅうぶんいいのにさ。

昔、戦前のほうが、道徳的にも、文化的にもいい時代だった。
ってのは、前に美輪さんの本でも読んだっけ。

コンサートも、乳幼児同伴可にしれくれればいいのになーって思ったりした。
一緒にCDを聴いてるのに、ライブには子どもは行けないなんてさ。

ジャズフェスのような、街中いたるところでコンサート!っていうイベントには、なるべくいっぱい行きたいな♪と思った。

全部は紹介できないけど、思ったことをポツリポツリと書いてみた。