*ウサギのお部屋*

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「エレーヌ・ベールの日記」

2010年03月18日 | 
エレーヌ・ベールの日記
エレーヌ・ベール
岩波書店

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2008年出版・日本語訳は2009年

フランス版「アンネの日記」として紹介されていて、興味を持ったので読んでみた。
パリに住むユダヤ系の大学生だったエレーヌが、両親とともに逮捕されるまで(1942~1944年)の日記。

最初のほうは、お嬢さんの日常って感じで退屈だったんだけどね。
黄色い星をつけなきゃなんなくなったあたり(1942年6月)からはぐいぐい引き込まれていった。
アンネと違って、ずっと外の世界にいた人。
他の人たちの無理解に苦しんでいた。

その気持ちを、私も知ってる、と思った。そりゃぁ、重みは全然違うけれど。
わかってほしいけど、相手はわかりたいと思ってはいないのだ、みたいな気持ち。

返すのに急いで読んだから、またゆっくり読みたいな。