エレーヌ・ベールの日記エレーヌ・ベール岩波書店このアイテムの詳細を見る |
2008年出版・日本語訳は2009年
フランス版「アンネの日記」として紹介されていて、興味を持ったので読んでみた。
パリに住むユダヤ系の大学生だったエレーヌが、両親とともに逮捕されるまで(1942~1944年)の日記。
最初のほうは、お嬢さんの日常って感じで退屈だったんだけどね。
黄色い星をつけなきゃなんなくなったあたり(1942年6月)からはぐいぐい引き込まれていった。
アンネと違って、ずっと外の世界にいた人。
他の人たちの無理解に苦しんでいた。
その気持ちを、私も知ってる、と思った。そりゃぁ、重みは全然違うけれど。
わかってほしいけど、相手はわかりたいと思ってはいないのだ、みたいな気持ち。
返すのに急いで読んだから、またゆっくり読みたいな。