どこかで紹介してるのを見たのかな。やっと読む気になった。
ノンフィクション作家による伝記ですね。
最初に、遺骨が盗まれた事件から始まったのが、なかなかセンセーショナル。そんなことがあったのですね。知らんかったな。
長谷川町子さんは1920生まれだから生誕100年だったのですね。
25年生まれの妹さんはまだご健在という。母や姉も90代で大往生。
妹さんの娘さんがパリに住んでてブログや本を出してるみたい。ブログは別に普通のことしか書いてないみたい。同性婚別にいいじゃんで止まってる感じ。しょうがないかー。
すごく分かりやすい女系家族でした。
きょうだいは全員女の子で、父も若くして亡くなり、姉や妹の夫も若くして亡くなり、女性ばかりで生き抜いてきた。って感じ。
それでも、町子の漫画で生きていけるって分かったのが早かったので、お金に困ることはなかったみたい。
むしろ、お金がたくさんあったために? 支え合って姉妹でやってきたのに、家族が壊れてしまった。
この辺は、やはり、正負の法則が働いているんだなと思ったりしてね。
町子は本邦初の女性の漫画家だった。
これは知らなかった。言われてみればそうですよね。
戦前から戦後の、あの時代を、あの時代にしては? 割と軽やかにいった感じなのかなあ? もちろん本人にしか分からないことがあるけども。。。
権利のために訴訟を起こしてるあたりでは、モンゴメリのことを思い出していた。
「アン」の最初の作品が印税じゃなく出版社買い切りだったためにいろいろ権利を侵されて闘っていた。
著作権の問題は今も線引きが難しかったりいろいろあるよね。
こうしてたたかってくれた先人がいるから今があるな。
そうそう、著者は写真など資料を見ながら書いているっぽいけど、
本には全く写真がなくて、美人姉妹の写真見てみたかったな。町子の写真はあったけど、姉や妹のは見つけられない。