*ウサギのお部屋*

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笹原俊「第二次世界大戦の真実 日本は二次大戦に勝利していた!?」(2023)

2023年04月28日 | 
 
笹原さんの書籍シリーズ。
ブログを読んでて、大体の流れは知っていたけれど、こうしてまとめて読めると嬉しい。
あと、ブログは横書きだから、縦書きで読めるのも地味に嬉しいこと。

私も数年前までは、洗脳されていたっけね。
日本はアジアの国を侵略していて、それをアメリカ様が阻止したのだみたいな物語を信じていた。
何でかというと、そのように教えられていたから。
だって、目の前で起こってない出来事だから本当なのかは知らないし、調べようともしなかった。
それでも、あらがいたい気持ちもあった。ハリウッドの戦争映画とかで、「アメリカ様は正義だから勝った」みたいな論調で来られると不快だった。

で、近年、(お隣以外の)アジアの国々が、異口同音に日本への感謝の言葉を述べるのを嬉しく聞いていた。
「侵略」したはずの被害者である国が加害者の日本に感謝を述べるとは?
ここに答えが隠されていた。

日本の戦争目的は、アジアの植民地の解放だった。
その当時、日本とタイだけが欧米の植民地になることを免れていた。
欧米の戦争目的は、植民地の取り合い。
そこを日本が邪魔してきた。
植民地解放なんてことを許してしまったら、欧米の今までの植民地にしていた悪行が全部バレてしまう。
だから徹底的に日本を叩いた。
結局日本は負けてアメリカに占領されてしまった。

しかし、その後、1946年から始まって、アジアの国々が次々に植民地支配されてる国からの独立を果たした。1994年のパラオまで50年もかかった。
この結果を見れば、植民地解放という日本の戦争目的は果たされたのであり、つまりは、日本は勝利したのだ。ということになる。

また、日本がアジアの国を「侵略」して「植民地」にしたと言われているが、欧米の植民地へのやり方と全く違っていた。
日本からの持ち出しでお金を使って、インフラを整備し学校をつくり、人口を増やした。また、現地の人々は日本にもどこにでも自由に行けた。
欧米は現地の人を人間扱いせず、欧米のための作物を作らせ、人口が減っても知らんぷりだった。

アジアの植民地の人々は、自分たちは白人に勝てないと思い込んでいたところ、
日本が自分たちの目の前で欧米と戦って勝てるところを見せた。
自分たちでも白人に勝てるという思いが生まれた。
それが、独立戦争につながっていったということである。

このことを、日本が侵略した、日本が悪いことをしたと思ってる皆に分かってもらいたいなあ。
これもブロックの一つであるから。

こんな感じで、前半というか大半だけど、日本すごい日本偉い話で、感動していた。
そして最後に、実は陸軍と海軍で全然別の戦争を戦っていたという事実について書かれている。
これも、ちょこっと聞いてた話だけど、これはいろんな背景というか前提を知らないと受け入れにくい話なのかなと思う。

原爆はアメリカがやったのではない、昭和天皇が許可して海軍がやった。地上起爆だった。っていう話とかね。
北朝鮮の建国についても日本が関与してるとさらっと書いてあったね。

もうちょっとうまく説明できるようにもっかい、何回か読んでみようかな。