*ウサギのお部屋*

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最新日記は数日後に非公開にします。

朝倉かすみリクエスト!「スカートのアンソロジー」(2021)

2023年07月15日 | 
 
「明けの明星商会」朝倉かすみ
「そういうことなら」佐原ひかり
「くるくる回る」北大路公子
「スカートを穿いた男たち-トマス・アデリン「黒海沿岸紀行」抜粋」佐藤亜紀
「スカート・デンタータ」藤野可織
「ススキの丘を走れ(無重力で)」高山羽根子
「I,Amabie」津原泰水
「半身」吉川トリコ
「本校規定により」中島京子

「スカート」というお題で、いろんな女性作家の方々に短編を書いてもらう、自分も書くという企画。
なかなかおもしろかったけど、9編中7編が男がスカートはく話で、またはそういうエピソードが含まれていて、時代なんだろうけど、ちょっとなあと思った。
ね、今見ると、ジェンダーなんちゃらのおかげで気持ち悪さしかないわよ。
スカートをはく男子を尊重しましょうみたいな流れはどうなんでしょうか。スコットランドの民族衣装ならいざ知らず。
スース―するから女子もスラックスの制服も選べるは別にいいと思うけど。

朝倉かすみさんのは、歴代の会社の制服のスカートについて。やっぱりこの人の作品は好きだ。
あと、最後の中島京子さんのは昭和から平成の女子高生のスカートの長さについてで、この2編はよかった。これも男がスカートをはいてみる箇所はあるが。

「スカート・デンタータ」チカンに遭う女性のスカートに歯が生えて、手を食べちゃう話は、おもしろい視点! 女性からすると痛快ですらある。本当にチカンの手が食べられてスプラッタ状態になる。で、これも、元チカンの男が自衛のためにスカートを買っちゃうみたいなオチでね。

「半身」は、幼女のスカートからパンツが見えていてみたいな、これもペドっぽくて気持ち悪さはある。
あと、著者が気づかず言ってるのか、そういう女性を創作してるのか知らないけど、「知らないうちにいつの間にかルールができてて」って文句言う割に、「誰かがルールを作ってくれないと困る」とか他人軸で、これ、自然に出てきてるんじゃないのかなって勝手な想像する。矛盾してる人物像を描いたと言われればそうだけどさ。

全部の感想は書きません(笑)

私が「スカート」で思い浮かぶのは、やっぱり、制服の同じ丈のスカートで(昭和)中学校では短いと言われ、(平成)高校に行ったら長いと言われた話や、こないだやっと捨てた、サイズアウトしてはけなくなった若い頃のスカートたちの話かなあ(笑)朝倉かすみさんと中島京子さんの話に似てきちゃうね。


ちなみに、いろんなお題のいろんな作家さんのアンソロジーがあるみたい。


映画「断崖」(1941)

2023年07月15日 | 映画
 
すごい前に録画されてたやつをやっと観た。
ヒッチコックの映画を時々観るの巻、久しぶり! でももう録画がない。

ケイリー・グラントは結構ヒッチコック作品に出てるのね。
ヒロインはジョーン・フォンテイン。やっぱりかわいい。「レベッカ」の人。

また、何の知識もなく観始める。
どういう方向性なのかなって思いながら。
列車の中で男女が出会う。まさか、列車の中で自分の犯した罪を告白したり、そこで依頼されたと勘違いして殺人犯したりしないよな?(前に観た作品)とか思いながらね。
列車の中で会った後に、偶然また会って、恋愛関係に。
ウブなお嬢様と経験豊富な男のカップリング。とんとん拍子に結婚してしまう。

でも、男がクズなので、顔がケイリー・グラントであっても無理って思った(笑)
早く逃げて、ここで逃げればもうこんなやつとは関係なく生きていけるよ、実家に帰ろうよー。あー、これが最後のチャンスだったんじゃない?
とかヒロインに思いながら観て楽しかった(笑)

え、これで結局どうなって終わるのさ? って思ったら、あらま、なーんだ、そんな終わりかい? っていう。
駄作と言われているらしい。
これはこれでおもしろかったよ。

映画「キャッチ ア ウェーブ」(2006)

2023年07月15日 | 映画
 
初めて観てみた。
夏にぴったりですね。
友情、恋、ライバル、成長、きれいな海。さわやかだなあ。

ウォーターボーイズぽいなと思たら、ほんとにその監督だったみたい(テレビ版)。
(演者が本当に特訓して吹き替えなしでいろいろやるのをウォーターボーイズものと勝手に言ってる)

お話としては、夏休みに湘南の海にやってきた高校生男子3人組が、ひょんなことからサーフィンのお店に下宿して、サーフィンを習って、みたいな感じ。
分かりやすくて入りやすくて観やすい。まあ軽く観れる類いの作品です。

海の映像がとてもきれい。

15歳の春馬君がひたすらかわいいかわいい。
3人組のほか2人は木村了さん、濱田岳さん。
ヒロインに加藤ローサ。

ライバル役? の子の演技が大根過ぎて、波に乗る前に勝負あったんだけど(笑)
えっ、三船敏郎氏のお孫さん? 大根なのに??

こんな感じでした。

16歳の子が書いた小説が原作だって。
読んでみましょうかね?