8月のトークイベントで、志賀さんが挙げていた1冊。写真家の志賀理江子さん。
とてもくるってるっていうから期待大です(笑)
ミュンヘンからパリへ、直線で(徒歩で)移動するという旅日記。そうすれば、パリの病床にいる知人は助かるのだと信じて。
本当の旅日記(実話)であって、最初は公表するつもりがなかったとのこと。公表するに当たって、ほんとに個人的なことだけは削除したとのこと。
って感じで読み始める。
削除してこれか。みたいのはあるよね。
例えば、誰かの別荘のガラス割って侵入して泊めていただくとか(笑)
長靴の中に尿を入れとくとか(笑)
そういうことも余すところなく書いている。
まあ、基本的に、別に面白いもんではない。
ただの日記だから。
歩き過ぎて足が痛いのは、大変だなあ、とか。11月とか12月なので寒い、とか。
今現在の話なのか、思い出しているエピソードなのか、分からないような話もあったり。
人が死ぬ話、子供が死ぬ話がよく出てきた。
最後の数行のためだけに、前の全部があると志賀さんおっしゃってたけど、それはそう思いました。
歩いて隣の国へ行こうってのは、島国には感覚が分からなくてね。国境の記述もなく、フランスに入ったもなく、地名がドイツ語ぽいのからフランス語っぽいのに変わったなー。みたいな。
ちなみに列車では10時間半って書いてた。
著者は、映画監督なんだって。
全く存じません。ウィキで主な作品を見ても、全然知らない。ドイツの監督さんなんか知らないしな。
余談!
図書館であまり読まれてない本は、柔軟剤臭くない!(笑)