*ウサギのお部屋*

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映画「福田村事件」(2023)

2023年10月16日 | 映画
https://www.fukudamura1923.jp/
誰かこっち側の人が紹介しているのを見て、タイトルがいいなと思って調べて、観たいと思ったのでした。
1923年9月、関東大震災の数日後に起こった実際の事件。
千葉の小さな村に来た讃岐の行商人が、朝鮮人と間違われ妊婦子供も含めて9人(胎児も入れて10人)殺された事件。
村の人々、行商人の人々、それぞれの人々が描かれていく。

あー、これが、伏線になってるんだなーと分かりやすかったのや、最後、オチまであったのは、いいまとまりだったなと思う。血が苦手なのであまり映らないのもよかた。。
私が思ったこともちゃんとセリフになってるのは、よいと思いました。
「朝鮮人なら殺してもいいのか?」とかね。それなと思ったよね。

新聞社も出てきたのはいい。今も言えることばかり。「新聞は何のためにある?」「記者が見てきたことよりお上の通達を信じるんですか?」

本当にこの時代はこんなんだったのだろうかとか、本当に日本人は朝鮮人をいじめていたのだろうかとか、地震は地震兵器にやられたのだとか、いろいろと思うところはあるけど、コロナで見えるようになった日本のおかしさがちゃんと出てていい。
例えば、警察官がデマを流して民を扇動していくところとかはデマ太郎みがあるし、例えば、内務省の通達、具体的な指示は書いてない、対策しろとかよきにはからえみたいな、で、現場が勝手に解釈して暴走とかは、マスク強制につながっていったあれっぽいよね。
朝鮮人をノーマスクに置き換えてみると、ノーマスクなら叩いていいみたいな風潮もあったな。
人権問題と思ってこっちは闘うのに、マスクぐらいしろとかマスクはドレスコードとか、うるさいんだよ。という気持ちを思い出したね。

新さんとか瑛太さんは、よく見るなー。
田中麗奈は意外とよかたね。
東出君はめっちゃよかった! 役柄も含めていい。
非国民と言われても、言いたいこと言って、やりたいことやってる人はいい。
あとは知らない人もたくさんいた。名前を見ても全然読めない人ばかり(笑)

あ、余談ある(笑)
新さんが「もう教師はしない」みたいな感じの役で、あ、教師だった頃を知ってるよ、ピンって生徒に呼ばれてたよと思った(笑)映画「君に届け」から。


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