観測にまつわる問題

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石油ガブ飲みの可能性

2008-11-21 04:49:28 | 政策関連メモ
石油無機起源説という説が有ります。トーマス・ゴールド氏が強力に主張した石油の起源を地球深部の炭化水素とする説で、これが正しいとすると石油の埋蔵量は膨大なものとなります。著書の邦訳も出ており(一冊持っていたのですが見当たらず捜索断念)、少数説ですが一定の信憑性はあるのではないかと思います。資源・エネルギー問題に関心がある人は、知っている人も多いのではないでしょうか。正直原油価格高騰騒ぎもあり、先のエントリーを書いた時にはすっかり忘れていたのですが、本屋でそれに触れた本を見て思い出した次第です。

ガソリンの暫定税率の話について言えば、この説が正しいとすると先のエントリーの前提は大きく崩れるのですが、もう一つ強力と思える論拠があって、暫定税率の廃止がダメな政策だという評価は揺るがないものと考えます。それは交通政策に関わる次のエントリーで論じます。

まぁゴチャゴチャ論じなくても、民主党の基本政策(エネルギー)がこれ→「エネルギーの安定供給と環境との調和を達成するため、原子力発電の安全性向上と国民的合意を形成するとともに、新エネルギーの積極的な開発・普及、省エネルギーの推進を図り、エネルギーのベストミックスを実現する。エネルギー供給国との対話を強化する。」ですから、「省エネと暫定税率の廃止は矛盾する」で片付く問題なんですけどね。

こういう話があったりするので、政治と科学の関わりは難しいですね。環境問題なんかは典型だと思います。