観測にまつわる問題

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従属問題と民主党

2009-11-23 06:01:20 | 護憲勢力と仲間達
民主党の主張が如何に(昔から)成り立っていないかを「従属問題」を例に指摘します。

何故日本がアメリカに従属していると言われるのか。それは根本的には軍事をアメリカに依存していることからくるものだと言っていいでしょう。経済に関しては相互依存になるので、そういうことを言われはしません。民主党は従属だ!などとほざく以上、自立する気なのかと言えば、そういうことにはまずなりません。言い切れます。はっきり言えば、核武装出来ないからです。

大体が、北朝鮮の如き国家が核武装しようというのに核抑止がないというのも論外で、散々このブログでも指摘してきたことですけれども、中国に関しても、能力と領土問題を含む軋轢がある以上、核抑止を外せるはずがありません。そうなると、根本的には「従属」ということにならざるを得ないということです。自分の身が自分で守れないのだから、アメリカの動きの後ろをついていかざるを得ない局面が出てくるのは当然だと思いませんか。それを捉えて(切り取って)批判してみせたところで、じゃあどうするんだという話です。民主党がそれでもなお少しでも自立しようとこの種の問題に積極的だと判断する材料はありません。密約の公開とかアメリカ怒っていませんでしょう?アメリカが公開している情報なのだから当然です。オバマ政権の間は上手くやるんだかどうだか知りませんけども、(その意味で)キツイ時に政権担当しなくて良かったねぇという感じです。

誤解無きよう書いておきますが、当ブログは核武装を進めようという趣旨のブログではございませんので。明らかに国益を損ねるでしょうから。日本が信頼されているなら信頼されているがゆえにしてもいいとは思いますけど。まぁ、極言すればアジアは米中二極構造ということでいいのではないでしょうか。極言すればですよ。

また、非核を推進しようというブログでもございません。現実的ではない以上、寧ろ不誠実だと思うので。これまでも書いたように(アメリカの核抑止がある限り)不拡散は支持しますけども。英米にも北朝鮮の核を認めようなんてのがいるから書くんです。明らかに危ないでしょう。

話を戻すと、昔から核議論もせずに従属がどうしたと言っても意味が無いではないかというのはあって、民主党不信はこういうところからも出てくるわけです。民主党が具体的にどう自立する気なのか分かる人はいるはずもなく、変な期待は煽らない方がいい(これまでのところ、この点、成功したとは思っていませんが)と思うのみです。

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