貿易で儲かることは基本的にはいいことだと思います。日本は1980年以降もあの政権下で急落するまで貿易が強い国であり続けました。

図録
ですが、今は変動相場制ですので、儲かるとどうしても日本円に換金するため円高を誘発して輸出に悪影響が出てくることは避けようがないと思います。企業は儲けるためにやっているのですから、ワザと損するという選択肢は有り得ない訳ですが、日本が損しない形で上手く貿易不均衡の解消を考えることも日本のためにも必要であると考えられます。アメリカの貿易収支を眺めると、トランプ大統領が生まれた理由が分かってくると思いますが、情けは人の為ならずです(参考:「情けは人のためならず」の「厳密な」意味 OKWAVE 太平記(1370年頃の軍記)でも使われているとのこと)。
引き続き成長著しいアメリカへの投資は短期的には大きな円安要因になるようですが、日本の所得収支は年々増えているため(儲けています)、貿易赤字が増えても経常収支は黒字が続いているようです(参考:貿易収支と経常収支 楽天証券)。そう考えると直接投資が経常収支の黒字を生むならば(そうなりそうですが)、円高不況は避けられないということになります。これでは全く面白くありません。
例えば、アメリカに投資するならば、アメリカの輸出と雇用を建て直して、アメリカから日本への輸出を増やせば、貿易赤字は自然に解消され、win-winになれます。日本は儲けているのですし、アメリカがいいもの・日本が欲しいものをつくって、日本がそれを買えば、お互いが幸せになれるでしょう。日本は外交安全保障でアメリカを必要としていますし、ある意味ズブズブ一蓮托生のところもあります。
名門ゼロックス買収の教訓(日経社説 2018/2/2)
>世界で初めて普通紙複写機を実用化したことで知られる米ゼロックスが、富士フイルムホールディングスの傘下に入ることになった。ゼロックスは米国を代表する名門企業のひとつで、傘下のパロアルト研究所はパソコンの原型を世に送り出したことでも有名だ。
>仮に買収が成立したとして日本側がしっかりとゼロックスを制御できるかどうか。同社の名門意識の強さは、東芝が買収したもののコントロールしきれなかったウエスチングハウスに通じるものがある。
アメリカが売った企業を日本が建て直せるか疑問がないでもありませんが、やるしかないんじゃないかと思います。それも良い部分を吸収して日本が強くなるという発想だけでなく、アメリカを強くして日本への輸入を増やすぐらいの発想もあっていいのではないでしょうか?ゼロックスの研究所はパソコンの原型を世に送り出したということですから、アメリカでの研究でイノベーションを起こせれば、それも不可能ではないと考えられます。ウエスチングウハウスも対日本では現状難しいかもしれませんが、建て直してアメリカからの輸出が増えれば、アメリカの悩みは幾分か緩和されることになります。

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ですが、今は変動相場制ですので、儲かるとどうしても日本円に換金するため円高を誘発して輸出に悪影響が出てくることは避けようがないと思います。企業は儲けるためにやっているのですから、ワザと損するという選択肢は有り得ない訳ですが、日本が損しない形で上手く貿易不均衡の解消を考えることも日本のためにも必要であると考えられます。アメリカの貿易収支を眺めると、トランプ大統領が生まれた理由が分かってくると思いますが、情けは人の為ならずです(参考:「情けは人のためならず」の「厳密な」意味 OKWAVE 太平記(1370年頃の軍記)でも使われているとのこと)。
引き続き成長著しいアメリカへの投資は短期的には大きな円安要因になるようですが、日本の所得収支は年々増えているため(儲けています)、貿易赤字が増えても経常収支は黒字が続いているようです(参考:貿易収支と経常収支 楽天証券)。そう考えると直接投資が経常収支の黒字を生むならば(そうなりそうですが)、円高不況は避けられないということになります。これでは全く面白くありません。
例えば、アメリカに投資するならば、アメリカの輸出と雇用を建て直して、アメリカから日本への輸出を増やせば、貿易赤字は自然に解消され、win-winになれます。日本は儲けているのですし、アメリカがいいもの・日本が欲しいものをつくって、日本がそれを買えば、お互いが幸せになれるでしょう。日本は外交安全保障でアメリカを必要としていますし、ある意味ズブズブ一蓮托生のところもあります。
名門ゼロックス買収の教訓(日経社説 2018/2/2)
>世界で初めて普通紙複写機を実用化したことで知られる米ゼロックスが、富士フイルムホールディングスの傘下に入ることになった。ゼロックスは米国を代表する名門企業のひとつで、傘下のパロアルト研究所はパソコンの原型を世に送り出したことでも有名だ。
>仮に買収が成立したとして日本側がしっかりとゼロックスを制御できるかどうか。同社の名門意識の強さは、東芝が買収したもののコントロールしきれなかったウエスチングハウスに通じるものがある。
アメリカが売った企業を日本が建て直せるか疑問がないでもありませんが、やるしかないんじゃないかと思います。それも良い部分を吸収して日本が強くなるという発想だけでなく、アメリカを強くして日本への輸入を増やすぐらいの発想もあっていいのではないでしょうか?ゼロックスの研究所はパソコンの原型を世に送り出したということですから、アメリカでの研究でイノベーションを起こせれば、それも不可能ではないと考えられます。ウエスチングウハウスも対日本では現状難しいかもしれませんが、建て直してアメリカからの輸出が増えれば、アメリカの悩みは幾分か緩和されることになります。