先週はメーカーの期首販売会議や陸上無線協会四国支部会議がありました。
支部会議では冒頭挨拶しなければならないため、何を伝えようか考え四国の人口や四国総合通信局のHPから無線の動向を調べてみました。
すると、四国の人口は、2005年は400万人を超えていましたが、2015年には384万人と何と10年間で24万人も減ってしまいました。
これは徳島市の人口が25万人ですからそれに匹敵する恐ろしい値です。
2040年には300万人を割って295万人との予想もされております。
ここだけを見ると、急激な人口減による市場の急激な縮小により四国をエリアとする当社のような会社はやっていけないのではないかと悲観的な考えに陥ってしまいます。
でもちょっと待てよと考えました。
ICTを駆使して、今はやりのIOTやAIの技術を活用し生産性やサービスの維持向上が出来れば問題ないなと思いました。
国もそれを見越していたのか昔から光などの情報通信インフラの整備を推し進めており、今ではIOTやAIを推進しています。
この技術が進歩し各所に導入すればするほど、しっかり運営や稼働出来ているかどうかや防犯の観点からもセキュリティーと無線通信が同時に導入されます。
セキュリティーと無線通信の市場はIOTやAIが普及すればするほどそれに比例して増えていくと予想されます。
よって、人口減になればなるほどセキュリティーと無線通信は増加するという反比例になると思います。
今、四国の無線局は390万局以上ありますが、そのほとんどが携帯電話で、それを除くと12万局しかありません。
その12万局を押しなべて無線機1台あたり10万円として考えると四国には120億の無線機が稼働しています。
無線機は10年以上リプレイスしないため1年間の市場規模としては10億程度になります。
この計算は無理があり、無線機より周辺機器が高額な場合もありますし、その無線システムの保守メンテナンスもあるため本当に超ざっくり数字です。
ただこちらもIOTやAIが普及すると情報と情報を繋ぐ無線通信は大幅に増えていくことでしょう。
しかしながら、セキュリティーも従来のように、ただカメラで撮った映像を記録するだけでは駄目でIOTやAIの進化に合わせたセキュリティーに進化する必要があります。
それらの流れに乗ってけるようであれば面白い市場だと再認識した次第です。
さて、桜が終わり素晴らしい新緑です!