ラヴリーを探して・・・

ラヴリー:美しい、素晴らしい などの意

いかに楽(ラク)して楽しく遊ぶか。それが私のテーマ。

燕岳 (その2)

2005-08-11 | トレッキング&温泉
8/7(日)。騒々しさで目を覚ました。

小屋に宿泊しているたくさんの人が、ご来光を拝もうと、超早朝から、ワイワイガヤガヤと話しながら、外で日の出を待っているのだ。

それにしても早すぎる・・・。
早く起きるのは勝手だけど、そんなに大声で話さないでぇぇぇ。
寝ている人だっているんだぞー。

と思いながら、少し寝ぼけながらテントの外に出る。

とても気持ちのいい朝だった。
ヨロヨロと、みんなのいる丘の上に登った。

今回も雲が多くて、はっきりとした陽の形を見る事ができなかったが、なんとなく神聖な気持ちになる。



たくさんの人が動き出した。
荷物をまとめて出発準備をする人、朝食の準備をする人、散策をする人。

私達は、テント場から小屋の方まで登り、朝の景色をゆっくりと楽しんだ。



どんどん下山して行く人を横目に見ながら、のんびりと朝食の準備をした。
荷物を少しでも軽くする為、重いもの中心に消費した。

ゆっくりと撤収し、9:00過ぎに出発した。
ほとんどの人は、登りと同じコースを下山するようだが、私達は、燕岳(2,763m)→北燕岳→東沢乗越経由で下山することにした。

燕岳までは、あちこちで高山植物の女王『コマクサ』が見られる。


                コマクサ

そして、燕岳~北燕岳では、試験栽培をしているらしく、一面“コマクサ畑”となっていた。


        小さいが、一面コマクサだらけ

コマクサ目当てなら、こちらを通って下山した方が正解かもしれない。
眺望も良く、立山まで見える。

東沢乗越までは、多少急な所もあるが、お花畑があったりして、とても楽しいコースだった。

西大ホラ沢出合で、お昼にすることにした。
のんびりと休憩をとっていると、何組かいたグループが、誰もいなくなっていた。

しばらくすると、ポツポツと雨が降り出した。
そして、雷の音も聞こえだした。

まずいっ!ちょっとのんびりしすぎたか?

ザックカバーをつけ、合羽を着て、出発した。

ここからは、沢沿いを歩くコース。沢沿いというか、沢そのものだが。
歩き出した最初の方は、「なんかアドベンチャーレースみたいだねー」などと言っていたのだが、雨が強くなるにつれ、だんだんと無言になっていった。

沢の水も少し増し、ルートが見つけにくくなってきた。
岩に書かれた赤い○印を頼りに、道なき道を進んで行く。

1回目のピンチ到来。
堰があって、下に降りられないのだ。ハシゴがかかっている箇所があるのだが、下はすでに川になっていて下りられない。

どうにか、大きい流木・倒木をつたって下に下りる事が出来た。

アドベンチャーだよ・・・。

土砂崩れの後をトラバースするような箇所もあり、雨のせいで足元が不安定のため、なかなか通れない。
2回目のピンチ。
足がかり、手がかりがなく、足がずるずると滑り、危うく転落しそうになった。

こうなったら、もう泣くしかない。
小心者の私は、半べそかきながら、必至で横切った。
こわいよぉぉぉ。

どんどん雨が激しくなる。
なんでもないコースでも、雨のためにとてもハードなものとなる。

その後いくつかあったピンチをクリアし休憩もしながら、ようやく中房温泉まで下山することができた。

マップ上では、休憩無しで5時間10分かかるコースを、休憩込みで9時間もかけて下りてきた。
体力よりも、精神的につらかった。

初級者には、ちょっとキツイコースだった。
後で違うマップを見たら、「分岐が分りにくいので初級者は入山を控えること」と書いてあった。

そうだったか・・・。

下山後、駐車場でエネルギーを補給し、温泉へ向かった。
本当は、中房温泉に入りたかったのだが、そこまで歩いて戻る気力がなかった。

ということで、山麓の穂高温泉へ。
しゃくなげ荘に行ってみると、19:00までと書いてあったので、入ることができなかった。
(HPでは20:00までと書いてあるのに・・・)

ということで、隣にあった温泉健康館「ヘルスハウス」にて入浴。(400円)
いいお湯ではあったが、消毒臭が気になった。

次回のトレッキングは、9月に入ってから。
さて、今度はどこへ行こう。台風が気になるが・・・。

そして今回も、3日間、筋肉痛と戦いました。
コメント
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