風とみどりに戯れて! 

風の訪れる庭、みどりに戯れる日々の記録

アナグマ騒動

2020-05-24 | 家庭菜園
夕暮れ時、庭に何か入ってきた「ネコかな?」
花畑に入っていく姿は太ったネコに見えたが「違う!これ何?」

すぐに主人を呼んで、「カメラ!」

私たちと目が合っても平気で、クリスマスローズの根元を掘り始めた。

ウォーキング中のご近所さんを呼び留めて「なんだろう?ハクビシンかな?」
にらめっこが続いて、こちらも怖いけど、相手も怖いんでしょうね。

ご近所さんが次に呼んでくれたのは自治会長さん、
その時はもう逃げてしまった後だったけれど、バッチリ写った写真見て
「これはニホンアナグマだよ、罠を仕掛けてもらう手配するから」

翌日は農作業のベテランさん達も来てくれて、情報いろいろ・・・
「ミミズが多い畑は狙われるよ、」
「下水路を通り道にして行動範囲が広いから」
「人を恐れないけど、どう猛さは無いから・・・」
「周りを囲っても土を掘って入るから手に負えない」

チューリップの球根掘り返したり、
野菜畑に大きな穴開けたりの犯人はこれだったんだ。
狩猟免許を持つMさんが捕獲のための「箱罠」を持ってきてくれました。

お隣りさんに、学校さん、今度は主人の友人が聞きつけて、
「アナグマが出たんだって?どこに箱罠を仕掛けたの?」
小さい町に情報が飛び交い、次々と知り合いが来てくれます。
一匹のアナグマでこんなに大騒ぎ、罠にかかったらお祭り騒ぎだね。


お隣りの庭も掘り返されているので、境界近くに置きました。
魚肉ソーセージ、ミミズにコガネムシの幼虫、干し柿、豪華なディナーです。
成果を見守る眼がいっぱい、注目の裏庭になりました。

地下に穴を掘って暮らしている二ホンアナグマ。
そのトンネルはたくさんの出入り口、部屋のある大きなものだそうです。
アナグマの使わなくなった巣に狸が住むこともあり、
「同じ穴の貉」のムジナはこのアナグマのことを指すそうです。
雑食性で、土を掘って昆虫の幼虫などを食べ、
甘みのある果実や野菜も被害にあうようです。

これから育てるスイカに落花生、なんとしても守らなくては。


コメント (2)
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