市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

代表質問1日目

2019-12-04 | 議会
今日は、大会派の順に3名(自民党・市民クラブ・公明党)が登壇しました。

小中学校のトイレ洋式化問題・・・。
これ、議会でしょっちゅう取り上げられるテーマなのですが、なかなか進みません。

今日のやり取りでは、市内の小中学校の洋式化率は現在42.2%。
県平均が43.3%で国平均が45.3%ですから、市原市は低いですね。

それも残念なのですが、そもそも国全体の平均からして低いのにも驚きです。
100%洋式化している市町村は、全国でたった2.6%なんですって。

昨今の子どもたちは和式トイレになじみがないので、
トイレを我慢してしまう。さらに我慢するのが苦痛で不登校になる。
そんな問題もありますが、もう一つ、学校には災害時の避難所という役割もあって、和式トイレを使えないご高齢の方も大勢いらっしゃるんですよね。
今回の大災害を受けて、私も何人もの市民の方に「オザワさん、学校の和式トイレ、何とかならないの?」と言われました。

でも、現在の市の目標は「2026年までに50%」なのだそうです。牛歩ですね~。
たった1年ですべての普通教室に整備されたエアコンのようにはいかないまでも、もう少しスピードアップしてほしいものです。

さて、明日は私も登壇します。10時40分くらいからだと思います。
さっき原稿を読み返したら何だか気にくわなくて(笑)、急きょ書き換えました。
今からまたもう少し見直します!

五井小学校視察で思う 学校現場でのICT活用の可能性とは

2019-12-03 | 教育
教育民生常任委員会の視察で、五井小学校を訪れました。
視察目的は「タブレットを活用した授業について」。
3年生の図工と6年生の算数の授業にお邪魔しました。



実は、学校薬剤師として環境検査のためにこれまで幾度も教室にはお邪魔しているので、見慣れたと言えば見慣れた光景なのですが、教育委員会や教育センターの職員から色々とお話を伺いながらの視察はまた違いますね。

35人学級で、タブレットは15台ほど。2~3人に1台で仲良く使います。


市原市では、各学校に基本的に20台ずつ整備。足りない場合は必要に応じて教育センターから借りることもできます。教育センターではフリーの貸し出し用に50台ほど確保しているそうです。

視察後の意見交換の様子。




お話を伺う中で、私がタブレットの可能性を一番感じたのは、特別支援教育への活用や、翻訳アプリを使った日本語の不自由な児童へのサポート。

特別支援教育への活用とは、具体的にはこんなことでしょうか。

NPO法人 支援機器普及促進協会 「特別支援教育でのiPad活用 10年の総括」の資料より

●AEM
AEMというのはAccessible Educational Materials(アクセシブルな教材)といった意味です。

障害のある子どもたちは一般の子どもたちの学力の問題とは別に、その障害ゆえに教育内容にアクセスすることが困難になっている場合があります。
そういった子どもたちが学習へアクセスするための学習教材としてAEMがあります。

例えば弱視のために印刷された教科書やプリントなどを見ることが難しい子どもでも、拡大読書機を利用して小さな字を大きく表示すれば見る事ができます。

肢体不自由のある子どもたちも、コンピュータの中で教科書をめくる事ができれば、他人の手を借りずに自分で本を読むことが可能になります。

同様に、文字の認知に課題のある子どもでも、文字を拡大したり色を変えたり、本の内容を音声で読み上げたりすれば理解することが可能になります。


市原市では学習に困難を抱える子どもに対しては、どんな風に活用しているのかしら?
また改めて視察してみたくなりました。




こんな質問をします

2019-12-03 | 議会
明後日5日に登壇する代表質問では、一番最後に「遠隔地の自治体間の連携や交流について」質問します。

もちろん近隣都市との政策レベルでの連携にはとても力を入れていますし、海外では米国モビール市との友好都市(姉妹都市)協定や、近年ではスポーツ交流としてアイルランドやニュージーランドのチーム関係者とも親交を深めています。

ところが意外にも、国内では、友好都市のような関係性のある自治体は1カ所もありません。
首長や職員同士の連携や交流だけではなく、物産展や祭りへの相互参加、観光、子ども達の体験学習、スポーツ親善などを通して、市民・NPO・民間も一体となって関係性を深めることで、交流人口や関係人口の増加にもつながるでしょうし、逆に自分たちのまちの良さに気付くことも多いことでしょう。
そして過去の大災害では「顔なじみの関係」から自然発生的に生まれた救援活動が、むしろ災害協定よりも有効であったと聞きます。
遠隔地だからこそ生まれるメリットは大きいと思います。

要するに、
市原市も遠隔地の自治体との友好都市協定など結んでは如何でしょうか??
こんな趣旨の質問です。

実はこのテーマ、もう何年も前から温めていました。
ようやく日の目を見た(?)のですが、いかんせん最後の質問なので、時間切れになるかもしれません・・・汗

便利さと引き換えに

2019-12-01 | 日々のあれこれ
早いもので、今日から師走。
そして、今日から改正道路交通法が施行され、スマホなどによる「ながら運転」の罰則が厳しくなりました。
カーナビも目安として2秒以上凝視するのはアウトらしいですね。チラチラと小刻みに見るのも何だかせわしないけど、仕方ない。

ながら運転と同様に近年社会問題になっているのが、高齢ドライバーによる事故。
免許返納と言っても、車を運転しないと生活が成り立たなくなる方も大勢いて、一筋縄ではいかない問題です。

これが自動運転で解決するかと言えば、そうでもないらしい。
今日の新聞のコラムで山梨大の伊藤教授はこう答えています。

(千葉日報より抜粋)

「高速道路以外で自動運転ができるかという問題がある。日本の道路は歩道と車道の分離があまりにできていない。
1960~70年代に、全国の道路を一気に自動車中心に変えたためだ」

「自動車は日本の基幹産業だからといって、車依存度を高めるような政策が状況を悪化させている。かつての原発推進政策と一緒だ。
自動運転開発に拠出するお金の2~3割でも、歩道と車道の分離や危険な交差点対策に振り向けるべきだ」

「自動運転の導入で、更に運転は楽になる。だが、とっさの危険回避能力は一層退化するのではないか」


技術の進歩は人間を退化させる。これはもう避けられない運命なんでしょうかね。

余談ですが、実は私、先日交通事故に会ったばかりなんです。
交差点で、こちらは青なのに横から突っ込まれてしまいまして・・・。
相手はかなりご高齢でした。お互い怪我が無くて何よりでした。

写真はヒューケラ。花に負けないほど鮮やかなカラーリーフに魅かれています。

"レッドライトニング"(赤い稲妻)という品種です。

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