《支援から子どもを守る7つ》(メモ4)
「時を戻そう」(=゚ω゚)ノ
ミルクボーイのところ。「発達障害は人間いろいろ」と言う医師たちに、私が驚いた理由。
昔は、「テレビが原因」「砂糖の取りすぎ」「母親が原因」、「いや微細脳損傷」とか、原因を決めつけるのが流行りだった。
「この子は行動がオカシイんだから、どこかがコワレテルに決まってる」、そういうのが大半だと思ってた。いや、実際そうだった。
それが、「学会」の「最新の知見」では、「診断が困難」で「確立した治療法がない」という。大昔から言われてきたことを、「素直に認められるようになったんだぁ」という驚きは大きい。
たとえば昔話には、いいおじいさんとそうでないおじいさんがつきもののように。
水俣病の原因が水銀だという人と、それを否定する人。広島や福島の被曝の影響があるという人と否定する人。そういう対立は、必ず「続く」ものだと思っていた。
だって、医者が「何だかわからない」「人生いろいろ」って言っちゃったら、医者の出る幕はなくなってしまう。
だから、「なんで?」「どうしてみんな正直じいさんになってしまったの?」と驚いた。
ところが、「医者の出る幕」は、もうそこではなくなったのだ。
今の時代に即した「医者の出る幕」は、もうそこではなくなったのだ。
それよりも、「二次障害の怖れ」と「支援へのつなぎ」が主流になったようだ。
「二次障害への怖れ」には、「薬」が使える。
「支援へのつなぎ」には、「診断」は「グレー」でいい。「超グレー」でもいい。
今の時代の教師や福祉が求めているのは、「子どもの主体」との出会いではないようだ。
そして親もそれに巻き込まれていく。
(つづく)
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