《熊谷俊人・Facebook2024年2月27日》
おはようございます。県議会では一般質問が続いています。今回は新年度予算案のうち、「未来を支える医療・福祉の充実」について紹介します。県立保健医療大学の機能強化に向けた検討を始めるほか、新たな感染症への対応、犬猫の殺処分ゼロに向けた新たな取組などを始めます。
(1)医療提供体制の充実と健康づくりの推進
○ 看護師や歯科衛生士などを養成する保健医療大学の機能強化を図るため、 大学の構成や教育内容、施設整備などについて、将来を見据えた検討を行います。
○ 地域における在宅医療と介護の連携強化に向けた取組を支援するとともに、災害時にも、適切な在宅医療やリハビリテーションサービスが受けられる環境を整備するため、関係機関におけるBCP(事業継続計画)の策定を支援するほか、災害医療の応急対応を担う専門的な人材の養成を行います。
〇 新たな感染症の発生に対応する体制を整備するため、関係機関との連携体制 を構築するとともに、医療機関等の設備整備への助成や、医療従事者に対する 研修を行います。
○ 動物愛護センターにおける収容動物について、外部獣医師の活用により、 健康管理、治療等を行うことで、動物の譲渡促進、殺処分削減を進めます。
○ 増加する性感染症の予防や早期発見・治療につなげるため、啓発や相談支援を行うとともに、保健所等におけるHIV検査等の性感染症検査を強化します。
○ 若年層の自殺者が増えていることから、SNS相談窓口の対応時間を延長 します。
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(2)高齢者福祉と障害者福祉の充実
○ 介護事業所における業務の効率化や利用者サービスの向上を図るため、 新たに、介護事業者からの業務改善に係る相談窓口を設置するほか、介護ロボットやICT導入に取り組む事業者支援を強化します。
○ 障害者の地域移行の受け皿となるグループホームの開設や運営を支援する ため、支援ワーカーを増員し相談支援の体制を強化します。
○ 重度の強度行動障害のある方の一時的な受入れを行う施設を確保するため、 民間の登録事業者が行う短期入所施設の改修に対して新たに支援します。
○ 医療的ケア児の特別支援学校への通学に係る保護者負担を軽減するため、 看護師が福祉タクシーに同乗して送迎を行う通学支援体制を新たに構築します。