《エコロジカルアプローチ》
「重度障害」と呼ばれてきた子の学びと、「一流アスリート」の学びについての理解は、同じところに行き着いている。
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『コーチによる言語的な指導よりも、環境(制約)による指導のほうが運動に与える影響力は強く、効果的だ』
『運動とは、環境に対して自分の身体で何ができそうか、探索した結果、生じるもの』
『スキルを分解した練習では、事実上別の運動を学習しているため、試合への転移は起こりにくい』
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つまり、「この子の学び」は、ふつう学級の「つながりの安全の領域」で、自分の身体で何ができそうか、探索した結果生じるもの。あくまでも、「学ぶ」のは、本人が置かれた環境との関係において、であるということ。
子どもの生活を分けた学習では、事実上別の「子ども生活」を学習しているため、社会への転移は起こりにくい。
その他いろいろ。