ワニなつノート

【業務連絡:沖縄・広島・ちば・その後】(2) 


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《私にとってのふつう学級の介助》



        
この子が、自分に何が起きているのかを一つひとつ納得しながら生きるために。

あなたの納得は私には教えてあげることができない。

それはあなたが、あなたのいる場所で、あなたが出会う仲間の中で、あなたの身体と心が感じ、見つけるもの。

好きなだけ時間をかけていい。

どんなにゆっくりいっても遅すぎることはない。

時間はたっぷりある。

子どもなんだから。



この子が、先生の計画に合わせて、「ついていく」必要はない。

その計画は、この子がここにいることを知らないときに作られたもの。

その計画の中には、この子は「存在しない」ことになっている。

そんなものに「ついていったら」、本当にこの子がいなくなってしまう。



守るために必要なだけ確かに、でも捕まえられていると感じさせないくらいゆるやかに、つながっているのが私の仕事。

古い道に「ついていく」必要はない。

「ついていけないままで」、ちゃんとつながる道がある。

私の知らないその道を、この子たちに尋ねながら、耳を傾けながらいく。


ふつう学級とは、そういう介助ができる場所だった。



(あ、それを初めに教えてくれたのも、知子ちゃんだった。知子ちゃんと30人の、4歳の子どもたちだった。)
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