2013/3/28の記事「子どもたちの側にいる大人」でお知らせした、普通学級の「支援員」について。
4月に入って市教委に確認したところ、3月末で退職し、他の学校にも支援員として採用することはないとのことでした。
詳しい経緯は分かりませんが、支援員の立場は一年毎の契約なので、こうした対応もとりやすいのかもしれません。
でも、本当の問題は、支援員一人のことではありません。
特別支援教育そのものが、普通学級の中から「特別支援の必要な子」を探し出そうとしていること、そして個別指導や別の学級、別の学校を勧めるようにできていることが問題なのです。
「特別支援教育」には、本当の意味での「普通学級で一緒に生活し学ぶための援助」はありません。
あるとしても、「普通学級の学習についていける」子どもに限定されています。
本当に子どもにそった援助、支援のためには、子どもが「ここにいること」をありのままに受け止めることです。
最初から、別の場所、別の教育を考えている人たちが、本気で「ここにいること」のための援助、支援を考えられるはずがありません。
…という訳で、いい機会なので、普通学級の支援の在り方について、再来週、市教委と話し合いの場を持つことになりました。
また、報告します。
最新の画像もっと見る
最近の「ワニなつ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- ようこそ就園・就学相談会へ(493)
- 就学相談・いろはカルタ(60)
- 手をかすように知恵をかすこと(29)
- 0点でも高校へ(393)
- 手をかりるように知恵をかりること(60)
- 8才の子ども(161)
- 普通学級の介助の専門性(54)
- 医療的ケアと普通学級(90)
- ホームN通信(103)
- 石川憲彦(36)
- 特別支援教育からの転校・転籍(48)
- 分けられること(67)
- ふつう学級の良さは学校を終えてからの方がよくわかる(14)
- 膨大な量の観察学習(32)
- ≪通級≫を考えるために(15)
- 誰かのまなざしを通して人をみること(134)
- この子がさびしくないように(86)
- こだわりの溶ける時間(58)
- 『みつこさんの右手』と三つの守り(21)
- やっちゃんがいく&Naoちゃん+なっち(50)
- 感情の流れをともに生きる(15)
- 自分を支える自分(15)
- こどものことば・こどものこえ・こどものうちゅう(19)
- 受けとめられ体験について(29)
- 関係の自立(28)
- 星になったhide(25)
- トム・キッドウッド(8)
- Halの冒険(56)
- 金曜日は「ものがたり」♪(15)
- 定員内入学拒否という差別(97)
- Niiといっしょ(23)
- フルインクル(45)
- 無条件の肯定的態度と相互性・応答性のある暮らし(26)
- ワニペディア(14)
- 新しい能力(28)
- みっけ(6)
- ワニなつ(351)
- 本のノート(59)
バックナンバー
人気記事