ワニなつノート

救援隊長

 
   救援隊長



もし一人の子どもが、その子の人生で遭難しかけて孤独でいるとしたら、私は救援隊に加わろう。

ただし救援隊の隊長は、私ではない。

その子の救援隊の隊長はその子自身だ。


砂漠だろうと嵐の海だろうと、
その子を助けられるのはその子だけだ。


しゃべれなくても歩けなくても、
その子の救援隊長はいつだってその子自身だ。
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