《はるこい》(6月3日)より
Hくん、T小学校で2ヶ月です。
みんなと一緒に生きているんだなって思います
* * * *
この2ヶ月で…体操座りができるようになりました!
足を前に出して座るのは、腹筋やバランスなどで、
なかなか難しいんです。
身体と目つきがシャキッとしてきました!
久しぶりにHを見た近所の人が
「えーっ、すごい!こんなに変わるもの!?」
と興奮ぎみに驚いてました。
よく笑うようになりました!
気分がいいのでしょうか?
つかまり立ちをして、机の上のオモチャのピアノを
弾くようになりました!
つかまり立ちの時間も長くなったし、
今までピアノを弾くことなんてなかったのに、
明らかに音を出したくて、鍵盤をパンパンとしています。
なかなかいい音色です。
いずれも「訓練」ではなく、自然にできるようにったものです。
何かができるようになる時は、内側が変わる時なんだと思います。
毎日子どもたちに囲まれて過ごすうちに、
Hの内側の流れが変わったんじゃないかと思います。
大人には真似できない子どもの力。
つくづくすごいなって思います。
□ □ □
近所の人が一目で驚くほどの、
子どもの「変化」とは「何」でしょう?
子どもの意欲、自分、主体、主人公…。
「ぼくはこうしたいんだ」という、
子どもが本来持っている子どものエネルギー(o|o)
こうした子どもの「変化」を、
私たちはほぼ例外なく耳にしてきました。
養護学校に通うことも難しいから、
週に1回の訪問教育で十分と話していた母親が、
教育委員会が間違って送ってしまった「一日入学」の
はがきをきっかけに、普通学級に入学し、
一年間ほとんど休まずに学校に通った日々のこと。
あのケイちゃんの笑顔と元気を、
わたしはずっと「子どもの元気玉」と感じてきました。
《子どもの元気玉》
それは、子ども一人では、エネルギーが活性化しない。
周りの仲間の元気玉と共鳴しあうことで、目覚める。
そうして、お互いに元気を分かち与えあうことで、
子どもの元気玉は、それぞれに大きくなる。
子どもたちが共鳴しあい、せめぎあい、同意し、拒否し、
同じ、違い、を感じながら、
「子どもという生き物」
「自分もその生き物の一人である自覚」
そうしたものを、感じ取ること。
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