ハコネウツギで吸蜜するオナガアゲハ。
筑豊の子供たち
日本の代表的写真家の土門拳は酒田市で生まれだという。
市内の飯盛山には立派な記念館があり、この日は雨だったので皆で作品を鑑賞した。
素晴らしい写真をたくさん見ることができて有意義だった。
写真の立場 土門拳
実物がそこにあるから、実物をもう何度も見ているから、写真はいらないと云われる写真では、情けない。
実物がそこにあっても、実物を何度見ていても、実物以上に実物であり、何度も見た以上に見せてくれる写真が、本物の写真というものである。
写真は肉眼を越える。
それは写真家個人の感覚とか、教養とかにかかわらない機械(メカニズム)というもっとも絶対的な、非情なものにかかわる。時に本質的なものをえぐり、時に瑣末的なものにかかずらおうとも、機械そのものとしては、無差別、平等なはたらきにすぎない。
そこがおもしろいのである。
写真家は、機械のうしろに、小さく小さくなっている。写真家が小さくなって、ついにゼロになることは、なかなかむずかしい。せいぜいシャッターを切るとき、あっちの方を眺めるぐらいなものだ。
写真の中でも、ねらった通りにピッタリ撮れた写真は、一番つまらない。
「なんて間がいいんでしょう」という写真になる。
そこがむずかしいのである。
飛島は不思議なことに虫が少ない。なぜかチョウもトンボもいない。
これではやっと辿り着いた野鳥たちも栄養補給が出来ないのではないかと心配になる。
珍しくオドリコソウにコアオハナムグリを見つけた。
本土産とは斑紋が少し違うようだ。
今年は一度も見ることがなかったマミチャジナイに出会った。
白状すると、今回カメラ設定で大きなミスをしてしまった。ISO感度がオートの筈がすべて4000になっていたのだ。
それに気が付かないのは、やはり使い手の感度がボケてきているのだろう。情けない。
酒田港に戻ったのだが、そのまま家に帰ったのではなかった。
帰りたいのだが飛行機のチケットの関係で帰れない。
酒田で宿をとり、市内で探鳥をすることに。
酒田市にも大きな公園があり探鳥を楽しむことができる、しかし天候は相変わらず悪く傘を手放せなかった。
オジロビタキが大サービスでポーズをとってくれた。
先日はニシオジロビタキを撮ったが、これはオジロビタキでいいのだろう。
2016年04月03日に撮ったニシオジロビタキ。嘴の色が違う。
160514
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