何気に撮った蛾だが初記録だった。
幼虫はノイバラを食べるという。
腐りかけた切り株にオオイシアブが頭を下にして止まっていた。
こんなシーンは珍しくないが、どうも様子がおかしい。
飛んだかと思うと、またすぐに止まり、また頭を下にしている。そしてよく見るとお尻をもぞもぞと動かしている。
これを何回も繰り返した。少しづつあちこちに産卵している。
オオイシアブの産卵シーンは初めて見た。
一年に一回ぐらい出会う綺麗なハチ。
寄生者に寄生する(二次寄生)という。今、盛んに産卵をしていた。
以下は「ようこそ!寄生蜂の世界へ!」様より引用。
非常にユニークな寄生戦略を有することが知られており、まず母蜂は草食性の鱗翅目昆虫の幼虫やハバチの幼虫が利用する食草に産卵を行い、
食草の摂食を介し卵をそれらの幼虫の体内に送り込む。
その後、その幼虫に偶然寄生したヒメバチやヤドリバエなどの寄生蜂、寄生蝿に寄生するか、その幼虫を狩りに来たスズメバチなどの捕食性昆虫の幼虫に寄生するとされる。ヤマグワの木にキツツキがあけたらしい穴があった。
中で何かが動いたのでストロボ撮影。
光っている汗のようなものは、キノコの分解水と呼ばれるもので、キノコが原木の栄養を吸った結果出来たものだという。
動いたものはカマドウマだった。
この仲間の雌蜂は、ネキリムシ(コガネムシ類の幼虫)が土中に潜んでいるのを感知すると、穴を掘って土中を進み、ネキリムシを刺して麻痺させ、その横に産卵する。
という。
よく似たアカスジツチバチがいるがこれには額に黄色い紋がある。
2015年07月10日に撮ったアカスジツチバチ。