てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

ホソオビゲナガの幼虫ケース

2020年07月22日 19時03分05秒 | 日記

見覚えのある幼虫ケースを見つけたので、撮影しようとしてチョッと触ったら地面に落としてしまった。

この中には、ホソオビゲナガの幼虫が入っている筈だった。

幼虫は、成長するにしたがって、枯れ葉を継ぎ足すものと思われる。

見事な製縫の技術だ。

 

    2017年08月05日に撮った、ホソオビゲナガの幼虫。

    

 

    2011年06月04日に撮ったホソオビヒゲナガ。

    


ヒゲナガヤチバエは益虫

2020年07月22日 18時29分16秒 | 日記

 

帰ろうと車に戻ると車体の下の方にくっ付いていた。

ヤチバエとは谷地蠅のことで河原、池の傍、水田など湿ったところが好きだという。

いつもこの写真のように下向きに止まるという。

何故、益虫かというと少々ややこしいので

Colocasia's Photo World様のページから引用させて頂いた。

このハエは肝蛭(かんてつ)の中間寄主であるヒメモノアラガイを捕食するから、益虫であるのだそうだ。
肝蛭は牛の肝臓の胆管の寄生虫で、人にこれが寄生すると胆管が炎症し、発熱、吐き気、腹部の激痛、下痢などを発症するという。
また、ヒゲナガヤチバエの卵はかなりの確率でズイムシアカタマゴバチに寄生されるらしい。
その寄生バチは稲の害虫で名高いニカメイガの卵の有力な天敵でもある。
それで、このハエは稲の害虫の天敵を増やす働きをしていることになる。

つまり

ヒゲナガヤチバエの「幼虫はヒメモノアラガイを食べ、又卵はズイムシアカタマゴバチに寄生されて直接間接人類に役だっている。

という訳だ。

 

 


フクラスズメ幼虫

2020年07月22日 17時08分39秒 | 日記

 

 

イラクサの葉で見つけたフクラスズメの幼虫。

 

幼虫はイラクサ科イラクサカラムシなどを食草とする。

幼虫は危険を感じると頭部を反らせ、緑色の液体を吐き出しながら頭部を激しく横に振る。

たまに大発生し、食草を茎だけの丸坊主になるまで食い尽くした上で周辺の地上を徘徊することがある。外見は毒々しいまでに派手だが、毒は持っていない。

等とある。

          2011年10月24日に撮った熟れた夏季のみの汁を吸うフクラスズメ。