てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

クサノオウ

2018年03月30日 19時30分46秒 | 日記

 

もうクサノオウの花が咲いている。

 

全草に約21種のアルカロイド成分を含み、その多くが人間にとって有毒である。

本種を特徴づける黄色い乳液などはその最たるものであるが、古くから薬用に供されており毒性が知れわたっていたからか、誤食による中毒事故は少ない。

なお、誤食すると皮膚同様に消化器内の粘膜がただれ、時には死に至ることとなる。

 

本種の和名クサノオウについては以下の3つの命名由来説がある[6]

  1. 植物体を傷つけると黄色の乳液を流すので草の黄
  2. 皮膚疾患に有効な薬草という意味で瘡(くさ)の王
  3. 皮膚疾患以外にも鎮痛剤として内臓病に用いられたことから、薬草の王様という意味で草の王

 等とある。