アンダンテ ~私の歩幅で~

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クンツァイト

2009年04月24日 | 誕生石
きょう4月24日は 植物学の日 です。

「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎博士の
お誕生日が4月24日であることから。

牧野富太郎博士は、1862年(文久2年)、高知県に生まれました。
94年の生涯を通じて熱心に植物を研究し、
約2500種もの新種・変種を発見・命名してきました。

牧野富太郎博士の業績を顕彰して
昭和33年、高知県に 牧野植物園 が開かれました。

平成11年にリニューアルされた牧野植物園は、
今年11月に10周年を迎えます。

牧野博士は植物一筋と思いきや、
音楽にも熱中していたとか!

独学で洋書から音楽理論を学んで、
自ら唱歌を歌ったり、オルガンを弾いたりしたそうです。

また、高知市で初めて西洋音楽会を開き、
槇野博士がタクトを振ったこともあるのだとか。

牧野植物園では、
牧野博士自筆の楽譜から5点を紹介しているそうです。
“音”で聞くことができるのでしょうか?

一芸に秀でた人は、
多才で、何事にも徹底しているんですね。


■4月24日の誕生石

   クンツァイト (kunzite)
     恋人到来の前兆

 ・英 名kunzite
 ・和 名リチア輝石
 ・モース硬度6.5 - 7
 ・産 地ブラジルなど

クンツァイト。
スポデューメン(リチア輝石)のピンク色のもの。

クンツァイトという名前は、
アメリカの宝石権威者であるクンツ博士にちなんで
付けられました。

1902年に、アメリカのカリフォルニア州で
最初に発見されたことから、
カリフォルニア・アイリス とも呼ばれています。

透明から半透明のガラス光沢。
ピンク色は、マンガンの作用から。

伸長方向に平行な条線が走っているという特徴があります。
つまり、へき開が完全で、とても割れやすいんですね。

   ※へき開
    内部の原子配列に起因して、
    石の弱い線に沿って割れること。

“さけるチーズ”を石にしたようなイメージかも、です。(^^)

石そのものは、とってもデリケートな性質。
きっと、この石をキチンと管理できるのであれば、
人間に対しても、十分な気配りができそうです。


★パワーストーン効果★
無限の愛情と豊かな恵みを、引き出す力があります。
肉体と精神、そして感情のバランスを良好に保ちます。
メインは純粋さ。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■4月24日の誕生花 : ゼラニウム、他
■4月24日の誕生色 : スプラウト
■4月24日の誕生果 : チェリモヤ