アンダンテ ~私の歩幅で~

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エナメルブルー

2008年07月31日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・ 

エナメルブルー (enamel blue) です。

エナメルというと、つやつやピカピカの
光沢が思い浮かんできます。

エナメルは、もともと砕いて溶解させた色ガラスのこと、
なのだそうです。

エナメルブルーは、16世紀半ばにできた色名。

16世紀頃の色ガラスというと、スマルト

スマルトの色ガラス顔料は、いろいろな名前で呼ばれていたらしく、
このエナメルブルーも、そのひとつとか。

実は、ロイヤルブルー も、
このスマルトから作られた色なのですね。

16世紀頃に名付けられた「ブルー」がつく色の多くは、
スマルトの青の可能性が高いです。

濃く深くインパクトのあるブルーで、
オシャレ名前がついている色は、
スマルト・ファミリーの一員かもしれません。


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