アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ホライズンブルー

2008年07月10日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・ 

ホライズンブルー (horizon blue) です。

空の色のひとつ。
地平に接する、淡い緑みの空の色の名前。

日本語は、わりと繊細な表現が多い言語だと思うのですが、
こと晴天の空の色に関しては、語彙が少ないかもしれません。

少なくとも、色名の観点からは、
英語の方が表現が豊かなようにも思われます。

地平線に一番近い空の色を、単独の色として扱うなど、
英語では、空色のヴァリエーションがたくさんあるようです。

欧米では、空の存在感は大きく、その変化に対しては、
とても敏感に反応しているようですね。

だからといって、日本の地上から見る空の表情が、
乏しいわけではありません。

日々、その表情は違いますし、
えも言われぬ微妙なグラデーションなども、あります。

もしかしたら手が届くのでは、と思いたくなるくらい、
地上に一番近い、地平線上の空。

その空の色、ホライズンブルー。

ホライズンブルーの色をした空の範囲は小さいけれど、
その表情は、広い上空よりも繊細で豊かなのかもしれません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿