光があるところだけに存在する、色。
色は、一般に、
・色相: 単色光の波長に相当するもの
・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。
そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。
固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。
きょうは、この色・・・ ●
錆浅葱 (さびあさぎ) です。
浅葱色が錆びたような色?
・・・ではありません。
錆というのは、金属の錆ではなく、
「寂び」に通じる、くすんだ色の形容。
江戸中期頃、青系の、くすんだ色を形容するには、
「錆」という修飾語をつけて
色の違いを表現するようになったとか。
近代に入ってからは、
「錆」という表現を使うことはなくなったようです。
ということは、この「錆」がつく色名は、
江戸時代中期限定なのですね。
「錆」がつく色名としては、錆浅葱のほか・・・
錆鼠(さびねず)、錆鉄御納戸(さびてつおなんど)、
錆御納戸(さびおなんど)、錆青磁(さびせいじ)、など。
また、赤錆色(あかさびいろ)、錆朱(さびしゅ)、
錆色(さびいろ)、などは、
鉄が酸化して錆の出た色そのものを、表しています。
青系の色につけられた「錆」は、くすみの形容で、
赤系の色につけられた「錆」は、鉄錆そのものの色。
浅葱色や錆御納戸などは、青系の色カテゴリーに属しますが、
この錆浅葱は、緑系の色カテゴリーに属します。
浅葱は藍染で、木綿などを染めていたようです。
着物や羽織の裏に使われた浅葱木綿は、
浅葱裏と呼ばれていたのですね。
ところが、錆浅葱がどのように染められたのかは、
記録に残っていないのだとか。
ふと「寂浅葱」という文字が
脳裏に浮かび上がってきました。
色は、一般に、
・色相: 単色光の波長に相当するもの
・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。
そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。
固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。
きょうは、この色・・・ ●
錆浅葱 (さびあさぎ) です。
浅葱色が錆びたような色?
・・・ではありません。
錆というのは、金属の錆ではなく、
「寂び」に通じる、くすんだ色の形容。
江戸中期頃、青系の、くすんだ色を形容するには、
「錆」という修飾語をつけて
色の違いを表現するようになったとか。
近代に入ってからは、
「錆」という表現を使うことはなくなったようです。
ということは、この「錆」がつく色名は、
江戸時代中期限定なのですね。
「錆」がつく色名としては、錆浅葱のほか・・・
錆鼠(さびねず)、錆鉄御納戸(さびてつおなんど)、
錆御納戸(さびおなんど)、錆青磁(さびせいじ)、など。
また、赤錆色(あかさびいろ)、錆朱(さびしゅ)、
錆色(さびいろ)、などは、
鉄が酸化して錆の出た色そのものを、表しています。
青系の色につけられた「錆」は、くすみの形容で、
赤系の色につけられた「錆」は、鉄錆そのものの色。
浅葱色や錆御納戸などは、青系の色カテゴリーに属しますが、
この錆浅葱は、緑系の色カテゴリーに属します。
浅葱は藍染で、木綿などを染めていたようです。
着物や羽織の裏に使われた浅葱木綿は、
浅葱裏と呼ばれていたのですね。
ところが、錆浅葱がどのように染められたのかは、
記録に残っていないのだとか。
ふと「寂浅葱」という文字が
脳裏に浮かび上がってきました。
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