光があるところだけに存在する、色。
色は、一般に、
・色相: 単色光の波長に相当するもの
・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。
そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。
固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。
きょうは、この色・・・ ●
蘇枋 / 蘇芳 (すおう) です。
インドやマレー半島原産で、マメ科の植物に、
蘇枋 があります。
高さは、4メートルほどになるのだそうです。
その幹の芯材を砕いて煎じた汁が、染料になり、
赤系や紫系の色を染めることができます。
マレー語で sapang と呼ばれる蘇枋。
そして、中国人により当て字された名前が、
日本へやってきたのでしょうね。
蘇枋、蘇芳、蘇方・・・・・と、
「すおう」を表す漢字が複数あるのは、
そのような経緯からのようです。
そして植物の名前そのままの蘇枋色は、
最も紫に近い、暗めの赤色。
蘇枋の木は、奈良時代に、すでに移植されて、
日本の土地に根付いていたらしい。
舶来の染料ということで、平安時代には、
かなり珍重されていたといわれています。
あの清少納言も、一目置いた色。
江戸時代には、茜や紅花の代わりの染料として、
この蘇枋が、かなり重宝されていたようです。
一時期のブームは去りましたが、現代でも、
草木染めとして使われているようですね。
その昔、お船に乗って、日本へやってきた蘇枋は、
すぐさま日本の土地にしっくり馴染みました。
日本に来るまでのストーリーもあるのかと思うと、
深みのある色が、より一層味わい深く感じられます。
色は、一般に、
・色相: 単色光の波長に相当するもの
・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。
そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。
固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。
きょうは、この色・・・ ●
蘇枋 / 蘇芳 (すおう) です。
インドやマレー半島原産で、マメ科の植物に、
蘇枋 があります。
高さは、4メートルほどになるのだそうです。
その幹の芯材を砕いて煎じた汁が、染料になり、
赤系や紫系の色を染めることができます。
マレー語で sapang と呼ばれる蘇枋。
そして、中国人により当て字された名前が、
日本へやってきたのでしょうね。
蘇枋、蘇芳、蘇方・・・・・と、
「すおう」を表す漢字が複数あるのは、
そのような経緯からのようです。
そして植物の名前そのままの蘇枋色は、
最も紫に近い、暗めの赤色。
蘇枋の木は、奈良時代に、すでに移植されて、
日本の土地に根付いていたらしい。
舶来の染料ということで、平安時代には、
かなり珍重されていたといわれています。
あの清少納言も、一目置いた色。
江戸時代には、茜や紅花の代わりの染料として、
この蘇枋が、かなり重宝されていたようです。
一時期のブームは去りましたが、現代でも、
草木染めとして使われているようですね。
その昔、お船に乗って、日本へやってきた蘇枋は、
すぐさま日本の土地にしっくり馴染みました。
日本に来るまでのストーリーもあるのかと思うと、
深みのある色が、より一層味わい深く感じられます。
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