極端に暑かったこの夏も、9月に入り第二週辺りからめっきり秋を感じさせる気温になると共に、雨降りがちなハッキリしない陽気の日が続いている。この様な陽気では、ぶらり散歩も楽しくないなどと思いつつ、千本街道(旧国道1号松長辺り)をクルマで走ると、道路左の松林の端に彼岸花の群生が続いています。彼岸花(別名は曼珠沙華)ですが、彼岸とは彼の岸の意味を持ち、三途の川の向こう岸のこと、つまりあの世のことを示すそ . . . 本文を読む
国内の各種自動車に関連する博物館や資料館の類は、まあまあ見て来たつもりだけど、ここは何時かは訪れねばならぬと思いつつも、縁なく時を経ていたのです。それが、JBUSの工場訪問を思い立つ中、せっかく小松市を訪れるなら、ここを見ずには考えられぬと、積年の望みを果たしたというものです。
さて、この博物館、その保有台数は500台を超えるというだけあり、結構に初めて実車を見るというクルマも結構ありました . . . 本文を読む
つい先日、かねがね見学してみたいと思っていたJBUS小松工場の見学を行ったので、その内容などと感じたことをメモしてみます。なお、工場内は基本的に写真撮影禁止ということで、文章中心記述になることをご承知おき下さい。
ご存じの通り、JBUSは日野とイスズが折半出資のバス製造企業で、観光系を小松工場で、路線系を宇都宮工場で行っているということです。なお、小松工場は元日野車体小松工場であり、宇都宮工 . . . 本文を読む
先月の前期(08/08)に原田コレクションで隼を見て来たことを記しました。その際、合わせて眺めたDB600ライセンス製造のアツタエンジン(現日産系サプライヤーである愛知機械)の部分写真を一部紹介してみます。
DB600シリーズは、名称からも判るが独ダイムラーベンツ社が航空機用エンジンとして製造した、倒立V12水冷エンジン、4バルブヘッド、ディーゼルエンジンと類似のメカニカルポンプによるシリン . . . 本文を読む
JR小松駅は既存の北陸本線の駅舎は既に高架化されているが、その隣接する南側でも高架柱の工事が進められていた。これは、3年前にやっと金沢まで届いた北陸新幹線が、金沢~敦賀間で延伸工事が着工されているもので、駅舎まで工事が始まっていれば、それ程掛からずに地元の願いはかなう日も近いだろう。そのJR小松駅南口に隣接し「こまつの杜」という小松製作所の一種のPR施設がある。小松市に小松製作所の製造プラントは . . . 本文を読む
今日のこと、昨日の大型バス運行で室内間接灯の3連スイッチの内の一つが点かないという報告を受け、チラと点検してみた。確かに3つの内の1つだけ室内灯が点灯しないし、スイッチのパイロットランプも点灯しない。ということはヒューズではないだろうと、該当スイッチを引き出して接続コネクタを観察すると、8極ぐらいのコネクタが、1つの端子が2mm程抜け出している(引っ込んでいる)ことを発見した。(写真は抜き出した . . . 本文を読む
つい先日、健康診断を受けたのだが、思い感じたことを2つばかり記してみます。
①検診車だが、ごく最近新造したのであろう、日野の最新型フェイスを持つ、検診特装車が来ていたが、車体形状的にはバスボデーに近いが、今やバスボデーはフレーム構造とは云えぬ細い角断面のスペースフレーム構造(メーカーではスケルトンボデーと呼ぶ)であり、この様な架装改造には馴染まないのであろう。サスペンションは当然において、総輪エ . . . 本文を読む
先日訪れた石川県小松市にある那谷寺(なたでら)のことを紹介してみます。
そもそも今回の小松市への訪問は、いくつかの関心ある企業や博物館を探訪したいというのが主目的だったのですが、訪問直前に那谷寺というなかなか風情がある寺があると聞き、そこも旅の目的地に加えての訪問となった次第です。
まず始めに総論を決めつければ、非常に苔の美しさが綺麗な寺だったなぁというのが思いです。そして、岩肌をくり抜い . . . 本文を読む
小松市(石川県)には小松空港(民と空自兼用)があり、その至近に航空プラザという資料館があり興味深く見て来ました。クルマはともかく、あらゆる乗り物や機械に関心を持つという性癖なので、神社仏閣や風趣に富んだ風情も良いけど、こういう施設も関心高く眺めてしまうのです。
ここでの展示物は、レシプロ機とかジェットエンジン戦闘機でも第1世代とか第2世代までの既に退役した古い航空機しか展示していいけど、そこ . . . 本文を読む
表題の事故であるが、積み荷は廃材の37トンにおよぶ鉄筋だという云うことで、過積載であったことが強調されている。確かに、要因として大きなものであろうし、警察は回収積載物の数量を立件のため正確に把握し、検察庁へ送致することだろう。
しかし、もしこの積載物が最大積載量の許容範囲だとしても、折からの信号青で、これ幸いと左折してしまおうと速度オーバーで左折したとすれば、トラクタは十分曲がり切れても、車 . . . 本文を読む
過日の21号台風での関西空港連絡橋の貨物船「宝運丸」座礁衝突による損壊事故について、大阪市長は相当頭に来たらしく「人災だ」との発言をした様だ。正に、人災で台風など強い波風で流される可能性があれば、もっと沖合に出て、機関始動状態で何時でも適切な操船ができる様臨戦態勢で臨むのが大型船の船長たる者の常識だろう。
この後におよんで、よもや「想定外」などと世迷い言を云ったとすれば、東京電量と同じになって . . . 本文を読む
炭素繊維強化樹脂(以下CFRP)は、今やハイテクの象徴みたいなイメージとして、その独特のカーボン繊維の交差模様に似せた柄が至る所に使われている。例えば内装パネリングだとか、ボンネットやルーフへのラッピングだろう。私的には何であっても偽は嫌いだし、基本的に樹脂より金属に信頼を持つと云うことだが、今や古い考え方なんだろう。前講釈が長くなってしまったが、今から10年前(2008年)のこと、住まいから1 . . . 本文を読む
皆様も時々見掛けると思いますが、新車をキャリアカーで運送している風景のことです。これら新車は、多くの場合、水平面(ボンネット、ルーフなど)に紙を貼ってある場合が多いと思います。VW・アウディ系みたいに、カーカバー様にすっぽぽりカバーリングされている場合もあります。トヨタ系などは、今もそうなのか不知ですが、少なくとも昔は水平面を中心に、ワックス厚膜コートがなされていました。これらの新車塗装の保護 . . . 本文を読む
今回の21号台風は、関西圏などかなりの被害を生じている様です。そんな中、その海外総延長50km以上を持つローカル海洋都市たる我が沼津市は、台風接近の都度、ある程度の大型船が湾内に避難しに入り込んで来ます。つまり、今回の21号台風での関西空港連絡橋に衝突した貨物船みたいな事故を防ぐ目的でしょう。あそこまで流されずとも接岸岸壁に係留したままだと、打ち寄せる波で船が損壊する怖れもありますから。ですから . . . 本文を読む
写真は、つい先日のこと、昼飯食べに立ち寄った牛丼屋で隣に見たタンドラの側面とその拡大写真です。電線が映り込んでいる様子を見てもらって判る通り、塗膜肌(こういうのをラウンドと表現したりします)がちょっと粗いなぁと感じました。新しいクルマですし、補修なんかしていないでしょうから、新車の塗膜状態だろうと思います。
従来から、市販高級車では4C4Bと云うのが最高級の塗装と云われていました。すなわち4 . . . 本文を読む