つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

時を待つ心 ー 幸之助翁

2019-03-21 18:08:08 | 日記
新入社員と言えども、悩みや障害の数々があります。
仕事でも日々の生活でも困難にぶつかった時には先人の教えに耳を傾けましょう。
ワークは、松下幸之助翁の言葉がそれです。
何度も読み返したい言葉です。

◆時を待つ心
 何事を成すにも時というものがある。
 それは、人間の力を超えた目に見えない大自然の力である。
 いかに望もうと、春が来なければ桜は咲かぬ。
 いかにあせろうと、時期が来なければ事は成就せぬ。
 冬が来れば春は近い。桜は静かにその春を待つ。
 悪い時が過ぎれば、良い時は必ず来る。
 ことを成す人は、必ず時の来るのを待つ。あせらずあわてず、静かに時の来るのを待つ。
 時を待つ心は、春を待つ桜の姿と言えよう。
 だが、何もせずに待つことは僥倖を待つに等しい。
 静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力をたくわえている。
 たくわえられた力がなければ、時が来ても事は成就しないであろう。

 時を得ぬ人は静かに待つが良い。
 時の来るのを信じて、着々とわが力をたくわえるが良い。
 着々とわが力をたくわえる人には、時は必ず来る。時期は必ず来る。
 待てと言われればなおあせるのが人情である。
 だが、自然の理はわがままな人情には流されない。冷たいのではない。
 静かに時を待つ人には、暖かい光を注ぐのである。
 おたがいに時を待つ心を養いたい。

ということだそうです。
そして、ここでの重要なことは、単に「時を待つ」ではなく、「一瞬の休みもなく力をたくわえる」の方なんでしょうね。
そうして、準備が整った人のところにだけ「時が来る」のでしょう。
心に留めたいものです。


ポンカス

2019-03-20 19:22:18 | 日記
麻雀をしていると、ご年配の方は「ポンカス」という言葉をよく使います。
その意は、麻雀は同一種類が4枚単位です。そして、3枚単位で面子を作ります。
数牌は前後の牌との順子組み合わせができるのですが、字牌はそれができません。
したがって、字牌の3枚単位の面子作成のために、ポンをするわけです。
4枚の内、3枚を使用しますので、残りの1枚はもう利用価値はありませんし、他人が使用(ほうじゅう)する危険もありません。
この残った1枚のことを、「ポンカス」と言うようです。
今日は、その「ポンカス」となった企業について。

◆ユニーはポンカスか?
 ユニーがサークルKサンクスの親会社でした。でも、その優良子会社には、辣腕を振るう社長がいて手を出せませんでした。
 そして、その社長さんが一線を退き会長となり、新社長にはやや小粒の人材が付きました。
 辣腕会長が院政を敷くため、あえて小粒をと言われました。まあそんなところではないでしょうか。
 ところが、この小粒社長さんがおいしい話に乗ってしまいます。
 「ユニーとサークルKサンクスを一体にした方が効率が上がりますよ。」
 「いや、うち(サークルKサンクス)は、いまのままで十分です。」
 「統合した新会社の社長さんはあなたです。ユニーG全体に号令するのはあなたです、男冥利につきるんじゃないですか。」
 ユニーは、もう経営的に苦しい状態で、なんとかコンビニの利益を取り込みたかったようです。
 「本当に社長にしてくれるならいいよ。」
 かくして、親子統合となりました。
 そして、統合会社の2年連続減益決算を理由にこの社長さんは、放逐されました。
 まあ、ここまでは計画どうりといっていいいのでしょう。

 そして、伊藤忠の登場です。伊藤忠はコンビニ会社のみが欲しいのですが、会社は統合しています。
 というか、コンビニに言うことを聞かせるために一旦統合したんですがね。
 続いて、伊藤忠傘下のファミマと統合会社の合併です。
 ちなみに、このファミマもかって西友の子会社だったものを、借金のカタに取り上げたものです(形は売買契約)。
 今回の統合は、社会一般で広く危惧され、伊藤忠はコンビニがほしいだけで、ユニーはあとで捨てられるのでは?
 つまり「ポンカス」扱いされるのでは?と見られていました。
 そして、今回旧聞になるのですが、ユニーはドンキに売却されることになりました。
 ドンキ自身も伊藤忠Gになる予定だったのですが、そこは資本主義の論理で停滞中です。
 そこで結果なんですが、当初世間一般が危惧した通りユニーは「ポンカス」として捨てられたように見受けられます。
 まあ、市井の平民は愚鈍かもしれませんが、合わせて慧眼を持っているということなんでしょうね。
 大企業と言えども、平民を欺くのは難しい世の中なんでしょうね。
 健全な国家とも言えます。でも、合わせて無力感も感じます。
 
 
 

 
 
 

ユニクロ喰い?

2019-03-19 14:31:45 | 日記
ダイヤモンド誌によると、あおのユニクロが苦戦しているそうな。
今上期の既存店売り上げは、▲0.8%だったとか。
テレビなので、大量の広告宣伝を投入しての既存店前年割れで、かつ高採算の重衣料が落ち込みとか。
要因は種々あるものの、以前にも書いたワークマンに喰われているらしい。
今日はユニクロ視点で、ワークマンのことを。 

◆ユニクロ喰い?
 ワークマンのアウトドアウェアは、従来と商品的にはさほど変わってはないそうです。
 ただSCにもワークマンプラスとして出店し、一般消費者にも買いやすいように商品政策を再構築した結果、マスコミにも大きく
 取り上げられ、かってのガテン系の顧客から一般消費者まで取り込んで、ワークマンプラスブームを巻き起こしている。
 ワークマンプラスは、まだ12店舗でユニクロの800店舗とは、比べくものではないが、国内ではユニクロを大きく下回る
 価格を設定しており、ユニクロの魅力は相対的に低下しているとも言える。
 ユニクロは、フリースやヒートテックなど機能性のある商品を生み出し、革新性があった。
 しかし、そうした革新的な商品も最近なくなっており、これが他社に間隙を突かれる結果となった。

皮肉なものです。
かっては、ユニクロ自身がカテゴリーキラーとして、百貨店やGMSから顧客を奪ってきました。
そして、いつしか時は流れ、成長したユニクロは革新性が低下し、守る立場となったのでしょう。
攻守ところを変え、今度は新たなカテゴリーキラーとして、ワークマンプラスが顧客を奪うのでしょうか。
小売り業の栄枯盛衰は厳しいものです。

なお、調べてみたらワークマンは株式公開しており、過去最高値更新中で10,000円近い株価でした。
 

販促支援

2019-03-18 10:36:45 | 日記
小売業はいわゆる客商売ですよね。
だからという訳ではないのかもしれませんが、ただ待っているだけではお客様はなかなか増えません。
(EDLPで強固な企業イメージをすでに確立できていれば別ですが・・)
やはり、積極的に販売促進活動を続けることにより、お客様に自社の利点をアピールできます。
そして、そのための販促支援企業が存在します。
今日はそんな企業について聞きこんできました。

◆販促支援企業はこんな感じ 
 東海エリアでの有力な販促支援企業(チラシ制作・折り込み手配、TVスポット手配、インフォマーシャル記事提案、マーケティング調査、
 社内懸賞、店内装飾等、その活動は多岐にわたります)は、株式公開していますが、もともとは北陸出身なんだだそうです。
 ローカルな中小企業だったのですが、進出してきた大手企業の業務受注にあたり、企業からの無茶ぶりコスト要求になんとか
 応えようとやってきた結果が、強靭な企業体質を作ることにつながり、現在の繁栄を得られたんだそうです。
 そして、一度受注したらその関係を不可逆的(どこかで聞いた言葉ですね)なものにするために、受注先企業に従業員を出向させ、
 人件費を含めてまるごと業務を抱え込みます。
 こうすることによって、発注先企業では数年もするともう社内に販促のノウハウはありません。ノウハウはすべて出向者が握ります。
 あとは、3年毎の単価見直しだけです。コスト負担の綱引きはありますが、受発注どちらが優位かは明白ですよね。
 なかなかの企業です。関西にはすでに進出し、首都圏にも進出を図っているそうです。

 いわゆる企業運営の原価率が低い業種ですので、受注に関しての営業経費(接待費含む)は潤沢のようです。
 また、株式公開にあたり、取引先担当者から未公開株について、縁故募集扱いで譲ってもらいたいとの要求が激しかったとか・・
 このご時世でそんなことは無理だとは思いますが、その結果が少し気になります。
 とはいえ、小売業にとってなくてはならない企業のようです。
 

苦戦の書店

2019-03-17 18:06:13 | 日記
書店の経営状況はどうなんでしょうか。
たしかにアマゾンは強力なライバルですが、その分、書店同士の競合はそれほどでもなく見られます。
当事者を質問攻めにして聞いてきました。

◆やはり書店は苦戦していた
 東海エリア地盤の〇〇堂書店さん、株式公開されていますがあまりパットしません。
 エリアの有力なもう一社は、独立系~家電系~SM系~取次系と変遷しています。うまくいかないからなんでしょうね。
 よほど力のある店か、大箱店、繁華街しか書籍は売るのが難しいんだそうです。
 まあありていに言えば、雑誌しか売れずコンビニとも競合するのだとか。
 単なる戸板商売で、台上に雑誌を並べてはたきでほこり払いが仕事ではねぇ・・
 書店員も、知的な職業人なんてイメージはすっかり薄れてしまったんだとか。
 たしかに客注をしても、代金先払いで1~2週間待たされるようでは、ネットでクリッと発注した方が早いですよね。

 売り上げがどんどん縮減するので、HCで成功している圧縮付加法の出番です。
 文房具・おもちゃ・お菓子・保険見直しショップ・レンタル、百円均一、さらにはフィットネスクラブまで。
 もう何でもありです。そのくらいしなければ売場面積を維持できませんし、従業員の雇用も厳しくなるばかりだそうです。
 こちらでも、お菓子を拡大し食品の固まりができないかと検討とか。
 苦しくなると、他人の芝生が青く見えるのは同様のようです。
 食品がブルーオーシャンに見えるのでしょうね。
 百貨店・GMS・SM・HC・コンビニ・DgS・実用衣料?・書店?・・ おいおい、日本中の小売業はすべて食品を扱うのかい?
 すごい時代になったものです。
 ただ考えようによっては、身近な店舗でどこでも簡単に食品が手に入るならば、ネット企業の侵食は難しくなるかもですね。