南相馬市ディスクゴルフ協会の会長である県議会議員太田光秋氏の県政報告会が市内のホテルラフィーヌで行われたので参加してきました。
太田会長は、昨年の震災以来、人類が経験したこともない大災害に見舞われたこの地域と県や国のパイプ役としてご尽力されてきました。「俺は逃げない」と言って地元と福島を往復しながら地元南相馬や飯舘村のために走り回っていたんですね。震災後に一度話す機会があった時に、あの貴公子然とした人が無精ひげを生やしながら、「いくら頑張っても国は動いてくれない、申し訳ない」と涙を流しながら話していたのを思い出しました。本当にまじめな性格だからごまかすことができないんですね。
そういう性格だから支持者も多く集まるんでしょう。昨年の11月に行われた県議選ではトップで4選目の当選を果たすことができました。ディスクゴルフの会長を引き受けていただいてますが、ちっぽけな協会ではなにも協力できないと同じですよね。でも会長は「選挙の公報で公園に寄った時みんなが集まってくれたのがうれしかった。みんなの顔が見れて勇気づけられました。」と言ってくれました。こんなちっぽけな協会にも全力で協力してくれます。本当にありがたい事です。
当選を果たしてからは自民党福島県議員会の政調会長として活躍されています。福島県は自民党が与党ですから県を代表して国への要望活動をしています。今は南相馬にいるよりも福島と東京を往復しているのが多いそうです。日々福島の山積みしているいろいろな課題に対して国へ訴えてくれているんです。
国会は政策をもてあそんでいるだけで先が見えない。原発事故に見舞われたこの地の対策が遅れれば遅れるほど手遅れになると言うのに、国のやることは全然進歩がみられない。南相馬市は物流の状態が最悪で企業が撤退していくし子供たちも戻れるような環境にない。病気をすれば地元での治療は難しく遠く離れた病院に行かなければならない。こんな状態がいつまでも続いてしまったらこの地は本当にダメになってしまうでしょう。ある大臣がすぐに取り掛かりますと言うのが数年先の話では遅すぎます。その切迫した現状を野田総理はさっぱり理解していないんだろうね。今度また福島を訪問するようだがどの面下げてくるんだろうか。
太田会長は疲れているのかちょっと元気がないように思われますが、これから先まだまだ大変な時期が続きますので体に気を付けて頑張っていただきたいと思います。
愛する故郷のために頑張れ!!