今日の新聞に「高橋亨平さん死去」の記事が載っていた。
南相馬市原町区で開業している原町中央産婦人科の院長高橋亮平さんが22日市内の医療機関で亡くなった。74歳でした。
原発事故で原町区は「屋内退避」となり避難を余儀なくされたが、病院も原発から25kmの位置にあり避難対象区域に入っていた。しかし、高橋さんは看護師らと共に市内にとどまり、市内で唯一出産ができる医療機関として診療を続けてきた。医療機関が閉鎖されていた時期も診療科を越えて多くの患者の診療を続けてきてくれたそうです。
原発事故から約2ヶ月後に体調不良を訴え診察を受けたら直腸がんで余命6ヶ月の診断を受けたそうです。その後もがんの治療を受けながら診療を続けてきました。
これまで多くの子供を取り上げてきたことから、子供のために除染作業や放射線対策に尽力してきました。まだまだこれから頑張らなければならないと思っていたでしょうが残念です。
ご冥福をお祈り申し上げます。
原町中央産婦人科のホームページでも後継医師の要請をしていたようですが、後継医師が見つかったようなのでよかったですね。