今年も山のきのこは食べられませんね!!
震災の前の年に亡くなった義父が自分で木を伐り出して、
原木数百本にしいたけやなめこ、ヒラタケの種駒を打ち付けを知人の山を借りて栽培を始めましたが、
一度も収穫できないまま亡くなってしまいました。
震災と原発事故のあった年から本格的な収穫ができるはずだったのですが、
放射能の影響で収穫ができなくなってしまいました。
東京電力に賠償請求しても販売実績が無いと言って認められません。
いわゆる な・き・ね・い・り です。
亡き義父に申し訳ありませんね。
荒れ果てたであろう原木たちを今は見に行く気にもなれません。
昨日、小浜海岸に行ったときに釣りをしている人に遭いました。
大物が釣れるらしく釣りをする人にとってはたまらないそうです。
「釣った魚は?」と聞くと、
食べられないからそのままリリースするそうです。
家族にも「持ってくるな!!と言われるからな」と言ってました。
これから食べ物がおいしい秋を迎えます。
海の幸、山の幸そして農産物とおいしいものがたくさんあった南相馬市でしたが、
いつになったらおいしい山菜や新鮮な魚を安心して食べることが出来るんだろうか?
キノコ狩りや魚取りを楽しみにしていた年寄りたちの溜息が聞こえてきます。