令和2年1月29日(水)
侘 助 : 唐 椿
中国系の椿の交配種だという侘助は、
ツバキ科の常緑高木。
花は小ぶりで一重咲きで全開しない。
花の数も少ない(乏しい)
葉は細く、如何にも控えめで日本人
好み、特に茶人好みで茶花として珍重
されている。
花の色は、白、淡紅、紅白の混じり等
がある。
花期は長く、晩秋から咲き始めて早春頃
まで咲くこともある。
名前の由来は、閑寂趣味の「わび」と
数寄者の「すき」とが結び付いたとする
説がある。
亦、豊臣秀吉が朝鮮出兵(慶長の役)の
際に、侘助という人物がこの花を朝鮮
から持ち帰った事から「侘助」と名付け
たという説もある。
他に、千利休と同じ時代の頃の茶人の
笠原七郎兵衛(俗名が侘助)がこの花
を殊の外、気に入り、持て囃した事から
「侘助」という様になったという説、
この説が評価が高いようであるが、、?
先日法要で訪れた寺で、長い読経の後
ふと庭に目をやり、、侘助を見つける。
こっそりと脚を摩り、この愛らしい花
に暫く見入っていた、、、、。
今日の1句
読経終へふと侘助を眺めをる ヤギ爺
内屋敷の頃は、大変お世話になりました。